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教室に予習で使おうと思っていた辞書を忘れた。ただ、それだけだった。教室には同じクラスの#苗字#名前がいた。こんな時間に一体なにをしているのだろうか。横目で名前を見ながら席から辞書を探した。早く、立ち去ろうとしたとき、いきなり声をかけられた。


「竜ヶ崎くん」


彼女とはなんにも接点はない。とくに喋ることもない。なのに声をかけられ名前まで知っていた。同じクラスなら当然なことだろうけれど彼女は僕のことなんか興味ないと思っていた。彼女はクスクスと妖しげな笑みを浮かべて近くまで歩み寄ってくる。机に腰掛け足を組む。ちらりと見えたスカートの中の下着に怜はごくりと喉を鳴らした。名前は艶を含んだ声色で笑う。


「竜ヶ崎くんてえ、ドーテー、でしょ?」
「な!?、」
「だってえ、明らかじゃなあい?特別女慣れしてるわけでもなさそうだしい」
「あなたと言うひとはっ」
「じゃあ証明してみせてよ」
「は・・・?」
「私の身体つかっていいよ・・?」

ぎゅ、と胸を寄せた。動揺しているのが分かる。これほど面白い玩具があるだろうか。


「ふざけるのもいい加減にしてください!僕はもう帰ります!」
「ふーん」
「う、わ、っ!?」


腕をいきなりひっぱられ怜はバランスを崩し倒れこんだ。すかさず名前が跨り、怜の耳に舌を這わせた。くちゅ、と唾液が音を鳴らす。ゆっくと動く舌の動きに玲の身体がビクリと揺れ反応する。う、わ。


「や、やめ、て・・くださ、っ」
「えー?、でもぉ、身体は正直だよ?竜ヶ崎くんのココ」


先端を弄ってやれば玲は甘い声をあげた。先走りの液体がぬるぬると自分の指に絡みついてくる。カッターシャツのボタンをはずしてあらわになった乳首を口に含む。滑る舌で突いたり、転がしたり、甘噛みすれば小さく吐息を洩らし始める。片手でペニスを扱き、教室が水音でいっぱいになった。少し強弱をつけていいとこを責め立てるよう扱いてあげれば呆気なく果てた。さすが童貞はイクのが早いな。掌は精液でべたべた。そんなこと気にするようすもなく名前は行為を続けようとする。


「も、ほん、とに・・・」
「だあめ、いまからが本番なんだよ」


手で固定してゆっくりと腰を沈める。少しキツい。


「ん、っ・・う・・」


根元へと腰を沈め、ひさしぶりに受け入れたからかお腹のあたりが圧迫感に襲われる。ああ、久しぶりだ。この感覚。震える怜の唇にキスをおとして腰を動かし始めた。はじめての快楽に、怜はもう頭がぼーっとしてなにがなんだか分からない。ゆるい刺激に我慢ができなくなった怜は朦朧とする頭で名前の膣内を激しく攻め上げた。


「やっ・・りゅ、がさき、っく」
「力・・っ加減が、分かりません・・!痛かったら・・」
「ん・・っきもち、い・・!」


本当に気持ちよさそうな表情をする名前に背筋がぞくりとする。


「ひあああああっ」

奥をもう一度、激しく突いた瞬間名前は一層甘い声で鳴いて、達した。しなやかに描く曲線がなんて美しいんだろう。名前は息を乱し、玲にもたれかかる。欲望を全てだしきりおちついたソレをゆっくり膣内から抜く。そうすればごぽりと音をたてて精液が零れた。その液体をわざと玲の前で見せて舐めとった。


「汚いですよ!?」
「汚くないよお、飲んでも身体に影響ないものだしね」
「・・・っ」
「あれえ?もしかして恥ずかしいの?竜ヶ崎くんって名前だけじゃなく君自身も女の子みたいなんだね」
「じゃあ#苗字#さんは恥ずかしくないんですか」
「別にい?気持ちいいことは好きだし・・・泣いてる男の子見るのも興奮するしねえ」


呆然とした。ほんと彼女が分からない。なぜこんなことをしたのか。きっと一生分かるはずはないんだろうと怜は頭を抱えた。


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