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※赤髪の白雪姫


「白雪っぽいのはこっちじゃない?」
「・・・そ、そうか」


小さな町でゼンと共に白雪への贈り物を選んでいる。ただゼンが白雪になにかを贈りたいと言って自分が連れてこられただけだが。


「私をひっぱりまわすよりも白雪に直接聞いてみればいいじゃないですかー」


そこらへんにある品物を手にしながら少し嫌味を含めて言葉を発する。そうすればゼンはう、と口をつぐませていた。


「・・・サプライズの方がアイツも喜ぶだろうと・・思っ、て、・・」


口篭りながら話すゼンの顔が赤くて私は先程まで吊り上げていた眉を緩ませて、ふ、と笑みを浮かべ小さなため息をはいた。


「世話の焼ける王だこと」


これは渡すためのセッティングもしてあげないとダメだな、と頭の中で考えた。



小指に光るロマンス

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