前面も我ながらまだまだだと痛感するものの、後ろ姿はもっとすごい。



試行錯誤した末の結果。ミクさんじゃなければこちらが表でも良いと思えるほど。新手の妖怪と言いはればあっさり納得してもらえそう。



上から見るとそんなに変でもない、と思いたい。
何故こうなったかというと、答えは主に花束にある。



これらの花(らしきもの)は一つ作っては背中まで針と糸を通してしっかり固定してある。
つまり後頭部は玉留めの集合地。
それを隠すためにドイリーが必要だったわけだけど、もう少し工夫したかったなと今回の最大の反省点。たとえば丸ではなく三角を二つ作ればツインテスタイル後頭部にちょっとは近づいたかなあ、と。
言いわけとしては、このへんは作業の最後の段階だったため、時間があまりなかった。計画性は重んじられて然るべきである。

ところで、花束を持っている手はこんなふうになっている。



サイズなどをほとんど考えずに作りはじめたので、腕が予想外に細く、中表をうまく返せなかった。おかげで綿もあまりつめられなかった。
ここは萌え袖で隠そうかな、と考えていたけれど、ツインテでうまくごまかせたのでそのままに。
もっと言うと、足の後ろにある花は中表を返す時にあいた穴かくし。まあ、これは軽いアクセントになった気もするので良しとする。



サイズ比較。
本当はもう一まわりぐらい大きめにしたかった。でもそうすると多分ツインテがさらにくるくるになりそう(ちゃんとアイロンをかければまっすぐになるけどそんな手間を私はしない)。
ミクさんに見えるかどうかはともかく、何とかなんとか完成させられたのでそれで満足だ。

あと補足することとしては、後ろで服の重ねを留めている模様はミクさんの襟の装飾が確かこんなだった……ような、というイメージで施した。今回、画像などを一切みていないので記憶だけが頼り。

服の裾をしぼろうか迷いに迷ってこのままに。ちょっと布地が足りなさそうだったから。

なんとなく右に首をかしげている様子なのは単なる作成ミス。

花束と目は刺繍糸を使用。花束は六本取りのまま、レース針0号で。目は二本取り。

髪もレース針0号で。長さのみ留意して編み方は適当。ランダムにピコットを入れたりちょこちょこ工夫しつつも適当は適当。

基本的にあまり糸と布地の産物。
服に使った刺繍入りカットクロスはフェリシモのクチュリエで数年前に購入したものをたまたま発見。幸運だった。これがなければ誕生日には間に合わなかったかもしれない(当初は服の模様も自作するつもりだった。無謀にもほどがある)。

久しぶりに作った人形、楽しかったなあ。
いろいろな反省点を活かして近いうちにまた何か仕上げたい。
人形を作るうえで悩むのは髪部分。迷走はとまらない。恐らく作り続ける限りは。


制作期間、三日。
全体サイズ、約12×4センチ。
モデル、初音ミク。ご協力、ありがとうございました。改めて、お誕生日おめでとうございます。

170831 2248
手しごと、人形(手縫い)。


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