△ゆるビッチと友人1と川上
「……はあ」
「………」
「……はーあ」
「………」
「はあああああ」
「……ねえ、さっきからなんなの」
「もー、りこにゃん聞こえてないかと思って〜」
「聞こえた上で無視してるから大丈夫」
「さっきね、あそにゃんにね〜」
「勝手に話続けないで」
「やだ〜聞いてよ〜」
「ちなみに私のお悩み相談、有料になったから。3分100円ね」
「え〜、仕方ないなあ……かわかみくーん、100円だして〜」
「えっ俺!?」
「あーもう、聞くからさっさと話して。あと川上を巻きこまない」
「んふふ。やっぱ川上くんによわいよね〜」
「え、そうなの?」
「うるさい」
「それでね、さっきあそにゃんに会ったから抱きつこうとしたら『いきなりさわんじゃねえよ!場所考えろブス!』っておこられたの」
「今日の麻生くん正論だね」
「うわ〜りこにゃんは麻生派なんだ」
「いや、その言い方は嫌なんだけど」
「でもでも、川上くんはののかの味方だよね?」
「うーん、ブスではないと思うけど、それ以外は麻生派かな」
「だよね!ブスじゃないよね〜」
「いや、論点そこじゃないから。人目のあるところで急に抱きつくことが問題だから」
「なるほど〜、事前予約しなきゃいけなかったんだ!じゃああそにゃんに明日抱きつくって言ってくるね!」
「えっ話聞いてた?」
「予告ハグ……」
「ののかが毎日埋めるから、りこにゃんは予約しちゃだめだよ!」
「それは間違いなく頼まれてもしない」
←161114 19:39