アステリオス考察



アステリオス
Asterios
男性/298cm/150kg
好きな物:穏やかなこと
苦手な物:『怪物』扱いされること
地  域:ギリシャ
属  性:混沌・悪
(TYPE-MOON Wikiより)


※これ以降はうたかた聖杯戦争を書くために考えた、芝の勝手な考察です。

・アステリオスはギリシア語で雷光≠意味する。義父が与えた名前。
・生け贄を捧げないと完璧な姿にならないという設定は「生け贄を捧げなければいけない怪物」の存在が人々に恐怖を与えた、それが伝説として恐ろしさ(サーヴァントの強さ)を増したという発想から。
・本人は穏やかな性格なので、自ら生け贄を欲してはいない。
・人間の血が混じっているので、たどたどしいながらも会話による意思疎通が可能。怪物≠ナはなくアステリオスとして扱うマスターには全霊をもって応える。


<主人公との関係>

・アステリオスは召喚の際に名前を知ったが、まだ怖くて話しかけなかった。主人公が泣いているところを見てようやく話しかけられた。
・アステリオスは肉体的な温かさより、『アステリオスとして扱ってほしい』『一緒にいてほしい』と思っていたかも。
 でも主人公は「もう何もしたくない」と思っているので、かれの願いを叶えるという形で戦線から離脱してしまう。ちょっぴり身勝手。

 アインツベルンの娘は途中敗退。聖杯のかけらは神父に回収され、戦いは続きます。
 Fate/stay nightを観たとき、イリヤもシロウに興味を持ったことで聖杯戦争に負けちゃったのかな……と思いました。
 自己保存させるために第三次聖杯戦争からホムンクルスに自我を持たせたそうなのですが、ホムンクルスが人間に興味を持ってしまうのは宿命でしょうか。自我ないほうが勝てる気がするよ、アハト翁。
 ちなみにこの世界線ではアイリと切嗣が出会っていないのでイリヤは生まれません。

 伝説でミノタウロスは、テセウスによって殺されます。そのときアリアドネという王女に糸を貰って迷宮から脱出するのですが、途中の島で彼女を置いてきぼりにしてアテナイに帰ってしまいます。主人公が青年についていかなかったのは、このオマージュだったり。
 ちなみにこの青年、彼自身は人間集団のなかで除け者だったりします。たがいに憐れみでしょうか、信じたい気持ちでしょうか。複雑なものが共鳴しあって差し出された手でした。

 うまく書けなかったのですが、人間は明確な目的を持っていなくても自分で作り出して生きていく。人形(怪物)は明確な目的を持っていて、でもそれ以外を作り出すことは難しい。対比の物語です。
 うたかたのテーマである自らの希望を持つ≠アとを頭に置いて書きました。
 ご拝読、ありがとうございました!

 ↓↓本編に存在しないシーン(少し夢絵)↓↓

写真



うたかた聖杯戦争




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