古代ギリシアが熱い

久しぶりにギリシア熱が点火したので面白かったことや旅行の写真を載せます。ギリシア哲学は大学で少しかじりました。

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(版権なしの地図が見つからなかったので手書きです。)

・現在のギリシアは一つの国ですが、古代ギリシアは1500以上の都市国家(ポリス)が存在し、統一国家が生まれたことはありませんでした。そのため社会制度だけでなくカレンダーやギリシア神話の内容も地域によって違い、ポリス同士も仲が悪く戦争ばかりしていました(戦争は夏だけ)。
それでも彼らが同じギリシア人である根拠は、
同じ“神”“言葉”“人種” “習慣”をもっているからでした。

アキレウスの故郷テッサリアのことを描きたかったのですが、手元に資料がなかったので一番有名なポリス、アテナイの社会を紹介します。

★恋愛結婚はほぼなかった
・アテナイの女性はほぼ外に出ませんでした。15歳になると父親が決めた30歳ぐらいの男と結婚し、息子が結婚する前に夫が亡くなってしまうことが多かったそうです。夫が亡くなった後、息子が30になるまで育て、孫を抱ける女性は少なかったのではないでしょうか。
・愛はどこに?
“Greek Love(ギリシアの愛)”と検索すればきっとわかる…。古代ギリシア人はほとんどが両性愛者でした。とはいっても恋愛にもルールがあり、愛される側は12〜20歳、愛する側は40歳まででした。ヒゲが生えた後も愛される側をする男性は軽蔑されたそうです。
私が参考にした本にはこんな詩が載っていました。
『お前の頬に大人の髭が生えた時、恋が去っても友情が残るだろうから』
ヒゲが生えたら恋→友情というのが古代ギリシアのルール…。
・結婚は一夫一婦制でしたが、男性は何をしても咎められませんでした。とはいっても女性が家計を切り盛りし、離婚する際は女性の家に結納金をかえさなければならなかったそうで、一切力がない訳ではなかったようです。

★暇(スコレー)=学校(school)
・アテナイ市民の男性は18歳になると成人の仲間入りをし、2年間軍事訓練をします。20歳になると政治に参加し、30歳前後で結婚をしました。息子が成人する頃には50で死んでもおかしくない歳ですが、妻がまだ若いので心配は要りません。
・彼らにとって労働とは恥ずかしいことでした。生きていくために働かなくてはいけない?そんな恥ずかしいこと古代ギリシア人はしません。一般市民なら2人〜4人は奴隷がいて、彼らを働かせて生活していました。
暇なので政治、学問、哲学が発展します。おっさんたちが1日中広場で哲学談義をしていたわけです。
「善く生きるとはなにか?」普通の生活では思いつかない、優雅な議論ですからね……。

上記の内容は『古代ギリシアのリアル』藤村シシン著から抜粋しました。
『オリンピア・キュクロス』ヤマザキマリ著も面白い。アニメのアレテーの歌好き。


■2015年 初めての海外旅行
はじめて行った海外旅行(しかも1人)はトルコでした。そのときにトロイアの遺跡も回ったのでご紹介します。

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写ってる人は無関係。

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1枚目のトロイの木馬の再現ですね。かわいい。顔を出せるようになっています。本物はもっと大きかったはずです。
2枚目はトロイヤ遺跡。本当に戦争があったかは不明ですが、その時代の地層が大規模な火災で焼けています。

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3枚目はエフェソスの遺跡でねむる猫ちゃん。エフェソス公会議だー!!世界史オタクの私は大興奮。

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4枚目。この小道はクレオパトラとアントニヌスが恋人つなぎで歩いたと言われています。

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古代ギリシアといえば、やっぱり円形劇場。三代悲劇が夜ごと演じられていたのかな。

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個人的にベスト写真はこれ。本当に美しい場所でした。

トルコ旅行の時はパムッカレやカッパドキア、イスタンブルのアヤソフィアなど美しい写真をたくさん撮りました。ちなみにトルコ人のガイドさんと仲良くなり、その年の夏に招かれてトルコを再訪しています。



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