偽りのカレンデュラ 



「さっき、妙なメールがきたよ」

 あたしと来瞳、それに敦子も加わって、西新宿のカラオケボックスを訪れた。特に歌いたい気分じゃなかった。密談を交わすには持ってこいだと来瞳が提案し、敦子が賛同してのことだった。

「誰だか知らないが、この来瞳様に喧嘩を売るバカがいやがった」

 あたしは抜け殻だった。

「舞彩。ぜんぶ話してもらうよ? たぶんすべてがリンクしてるはずだから」

 廃人も同然だった。

「間違いないんだ。だって、あたしの勘はアインシュタインでできている」




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Nanase Nio




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