偽りのカレンデュラ 



 目が醒めると、痛いのも苦しいのも吐きそうなのも、すべてが吹き飛んでいた。

 もちろん、膨大な汗と、それにともなう疲労感だけは几帳面に残されていた。

 つまり、目が醒めると、痛くて苦しくて吐きそうな状態だった。

 悪夢の新たなる局面。

 もう、あたしの心がモたない気がする。




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Nanase Nio




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