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Category : Review
Update : 2015/07/04[Sat]23:00



 色々あって引越をした(都内→都内)。

 命が絶叫するほどの重労働だったが、わざわざ情景描写するほどの喜劇的事件トラジックコミックは皆無だった。ので、今回は、

『私の好きな鳥・ベスト20』

 これを発表しよう。なぜ。脈絡がないにもホドがある。が、なにせ私は大の鳥好き。イヌ派かネコ派かと問われれば「トリ派」と答える。要するに1度は書いておきたかったテーマだったのである。

※鳥が苦手な方はご注意あれ!
※データが間違っていたらご看過あれ!




- 第20位 -
〜 この生意気そうな顔 〜
ヒレンジャク
( 緋連雀 )
【 分類 】
スズメ目. レンジャク科. レンジャク属
【 学名 】
Bombycilla Japonica
【 和名 】
ヒレンジャク
【 英名 】
Japanese Waxwing
【 別名 】
ホヤドリ
【 分布 】
日本 / サハリン / シベリア東部
台湾 / 中国北東部・南部 / 朝鮮半島 など
【 体長 】
18.0pほど




- 第19位 -
〜 奇鳥 〜
タチヨタカ
( 立夜鷹 / 立怪鴟 )
【 分類 】
ヨタカ目. タチヨタカ科. タチヨタカ属
【 学名 】
Nyctibius
【 和名 】
タチヨタカ
【 英名 】
Potoo
【 別名 】
────
【 分布 】
メキシコ南部 〜 中南米
【 体長 】
21.0 〜 58.0pほど




- 第18位 -
〜 日本書紀にも登場するすし職人 〜
ミサゴ
( 鶚 / 雎鳩 / 雎 )
【 分類 】
タカ目. ミサゴ科. ミサゴ属
【 学名 】
Pandion
【 和名 】
ミサゴ
【 英名 】
Osprey / Sea Hawk
Fish Eagle / Fish Hawk
【 別名 】
覚賀鳥かくかのとり / 魚鷹うおたか / ビシャゴ
軍用機オスプレイの名の由来
【 分布 】
極地を除くほぼ全世界
【 体長 】
54.0 〜 64.0pほど




- 第17位 -
〜 カラ類は甲乙つけがたい 〜
コガラ
( 小雀 )
【 分類 】
スズメ目. シジュウカラ科. コガラ属
【 学名 】
Poecile Montanus
【 和名 】
コガラ
【 英名 】
Willow Tit
【 別名 】
────
【 分布 】
ユーラシア大陸中緯度地域 など
【 体長 】
12.0 〜 13.0pほど




- 第16位 -
なぶられる蛇に花束を 〜
ヘビクイワシ
( 蛇食鷲 )
【 分類 】
タカ目. ヘビクイワシ科. ヘビクイワシ属
【 学名 】
Sagittarius Serpentarius
【 和名 】
ヘビクイワシ
【 英名 】
Secretary Bird
【 別名 】
書記官鳥しょきかんどり
【 分布 】
アフリカ大陸中部以南 など
【 体長 】
100.0 〜 150.0pほど




- 第15位 -
〜 小さなしっぽの奇蹟 〜
オナガラケットハチドリ
( 尾長ラケット蜂鳥 )
【 分類 】
アマツバメ目. ハチドリ科. オナガラケットハチドリ属
【 学名 】
Loddigesia Mirabilis
【 和名 】
オナガラケットハチドリ
【 英名 】
Marvellous Spatuletail
【 別名 】
奇蹟のハチドリ
【 分布 】
ペルー北部の固有種
【 体長 】
4.0pほど




- 第14位 -
〜 不死鳥 〜
ケツァール
( Quetzal )
【 分類 】
キヌバネドリ目. キヌバネドリ科. ケツァール属
【 学名 】
Pharomachrus Mocinno
【 和名 】
ケツァール / カザリキヌバネドリ
【 英名 】
Resplendent Quetzal
【 別名 】
鳳凰ほうおう / フェニックス
【 分布 】
メキシコ南部 〜 パナマ など
【 体長 】
90.0 〜 120.0pほど




- 第13位 -
くうを漂う風の鳥 〜
コフウチョウ
( 小風鳥 )
【 分類 】
スズメ目. フウチョウ科. フウチョウ属
【 学名 】
Paradisaea Minor
【 和名 】
コフウチョウ
【 英名 】
Lesser Bird - Of - Paradise
【 別名 】
────
【 分布 】
ニューギニア / パプアニューギニア
インドネシア など
【 体長 】
33.0pほど




- 第12位 -
〜 南米の至宝プライド
ハリスホーク
( Harris's Hawk )
【 分類 】
タカ目. タカ科. モモアカノスリ属
【 学名 】
Parabuteo Unicinctus
【 和名 】
モモアカノスリ(腿赤のすり)
※「のすり」は「狂」の下に「鳥」
【 英名 】
Harris's Hawk / Harris Hawk
Bay - Winged Hawk / Duskey Hawk
【 別名 】
────
【 分布 】
アメリカ南西部 〜 チリ南部
アルゼンチン中央部 など
【 体長 】
46.0 〜 76.0pほど




- 第11位 -
〜 哀しき森のガーディアン 〜
ツミ
( 雀鷹 / 雀鷂 )
【 分類 】
タカ目. タカ科. ハイタカ属
【 学名 】
Accipiter Gularis
【 和名 】
ツミ
【 英名 】
Japanese Lesser Sparrowhawk
Japanese Sparrowhawk
【 別名 】
悦哉えっさい ※雄のみ
【 分布 】
日本 / インドネシア / カンボジア / シンガポール
タイ / 中国 / 台湾 / 朝鮮半島 / フィリピン
ブルネイ / ベトナム / マーシャル諸島
マレーシア / ラオス など
【 体長 】
27.0 〜 30.0pほど




- 第10位 -
〜 サバンナの天使 〜
テンニンチョウ
( 天人鳥 )
【 分類 】
スズメ目. テンニンチョウ科. テンニンチョウ属
【 学名 】
Vidua Macroura
【 和名 】
テンニンチョウ
【 英名 】
Pin - Tailed Whydah
【 別名 】
────
【 分布 】
アフリカ大陸全域
【 体長 】
12.0 〜 34.0pほど




- 第9位 -
〜 愛らしすぎてほぼ妖怪 〜
シマエナガ
( 島柄長 )
【 分類 】
スズメ目. エナガ科. エナガ属
【 学名 】
Aegithalos Caudatus
【 和名 】
シマエナガ
【 英名 】
Long - Tailed Tit
【 別名 】
────
【 分布 】
日本の北海道
欧州北部 〜 東部 〜 シベリア / 韓国 など
【 体長 】
12.5 〜 14.5pほど




- 第8位 -
精悍せいかんなる魔の3歳児 〜
ハシボソガラス
( 嘴細烏 )
【 分類 】
スズメ目. カラス科. カラス属
【 学名 】
Corvus Corone
【 和名 】
ハシボソガラス
【 英名 】
Carrion Crow
【 別名 】
────
【 分布 】
ユーラシア大陸東部 〜 西部 / 日本全域 など
【 体長 】
50.0pほど




- 第7位 -
〜 愛嬌王 〜
タイハクオウム
( 太白鸚鵡 )
【 分類 】
オウム目. インコ科. オウム属
【 学名 】
Cacatua Alba
【 和名 】
タイハクオウム
【 英名 】
Umbrella Cockatoo / White Cockatoo
【 別名 】
────
【 分布 】
インドネシア(モルッカ諸島北部)の固有種
【 体長 】
45.0pほど




- 第6位 -
〜 愛の師 〜
オナガセアオマイコドリ
( 尾長背青舞妓鳥 )
【 分類 】
スズメ目. マイコドリ科. セアオマイコドリ属
【 学名 】
Chiroxiphia Linearis
【 和名 】
オナガセアオマイコドリ
【 英名 】
Long - Tailed Manakin
【 別名 】
────
【 分布 】
コスタリカ / グアテマラ / ホンジュラス
メキシコ / ニカラグア / エルサルバドル など
【 体長 】
10.0pほど




- 第5位 -
〜 実はかわいい春の使者 〜
ウグイス
( 鶯 )
【 分類 】
スズメ目. ウグイス科. ウグイス属
【 学名 】
Horornis Diphone
【 和名 】
ウグイス
【 英名 】
Japanese Nightingale
Japanese Bush Warbler
【 別名 】
春告鳥はるつげどり
【 分布 】
東アジア全域
【 体長 】
14.0 〜 16.0pほど




- 第4位 -
〜 桃色吐息 〜
クルマサカオウム
( 車冠鸚鵡 )
【 分類 】
オウム目. オウム科
【 学名 】
Lophocroa Leadbeateri
【 和名 】
クルマサカオウム
【 英名 】
Major Mitchell's Cockatoo
【 別名 】
世界でいちばん美しいオウム
【 分布 】
オーストラリア など
【 体長 】
40.0pほど




- 第3位 -
〜 最強の夜の猛禽 〜
ワシミミズク
( 鷲木菟 )
【 分類 】
フクロウ目. フクロウ科. ワシミミズク属
【 学名 】
Bubo Bubo
【 和名 】
ワシミミズク
【 英名 】
Eurasian Eagle Owl
【 別名 】
────
【 分布 】
極地圏と熱帯を除くユーラシア大陸の大部分
【 体長 】
72.0pほど




- 第2位 -
〜 公園のアイドル 〜
カイツブリ
( 鳰 )
【 分類 】
カイツブリ目. カイツブリ科. カイツブリ属
【 学名 】
Tachybaptus Ruficollis
【 和名 】
カイツブリ / にお
【 英名 】
Little Grebe
【 別名 】
ニホドリ / ミホトリ
【 分布 】
アフリカ大陸 / ユーラシア大陸の中緯度以南
日本 / イギリス / インドネシア / ソロモン諸島
パプアニューギニア / フィリピン / マダガスカル など
【 体長 】
25.0 〜 29.0pほど




- 第1位 -
〜 お嬢さん 〜
チョウゲンボウ
( 長元坊 )
【 分類 】
ハヤブサ目. ハヤブサ科. ハヤブサ属
【 学名 】
Falco Tinnunculus
【 和名 】
チョウゲンポウ
【 英名 】
Common Kestrel
【 別名 】
馬糞鷹まぐそだか
お嬢さん ※愛好家の合言葉
【 分布 】
アフリカ大陸 〜 ユーラシア大陸
【 体長 】
30.0 〜 35.0pほど



 さて。

 この中でも特に異彩を放つのが、



 タチヨタカだろうな。

 擬態能力もあるらしく。

 もはや「鳥の機能を有する謎の生物」と称したほうが良いのかも。UMA的な。いずれにせよ、知っておいて損のない鳥。

 そう言えば、高田馬場駅から徒歩4分ほど、新目白通り沿いに、パクチー専門店『パクチーバル8889』というお店があるのだが、このお店、かなりの数のフクロウがいるんだよね。ウインドウの向こう側、留まり木に鎮座ましますフクロウたちが、じっと人間界を観察しておる。

 思わず足が止まってしまう。ウインドウから内部を覗き見してしまう。まったくの変質者である。職質されても不思議ではない。怖い。しかし離れられない。香草にまったく興味がないのでモヤモヤする。目的の異なる入店はしたくない。いったいなんなんだ私って。あぁそうさ。しょせん私なんて私なんてなのさ。ちっぽけすぎる人間なのさ。あぁそうなのさ──そんな、人生をねてしまった私の心をフクロウたちの宇宙の瞳が包みこむ。

 そんなお店。興味のある人は調べるが良い。

 自慰的にも私ばかりが癒されるというのもアレなので、およそ大多数の民が癒されるであろう写真集をご紹介……というか、コレを紹介するための余談として『ベスト20』を設けたつもりだったのだがいつの間にやら。







写真・文:松原卓二
エナガのねぐら
東京書籍




 エナガとは、


↑こういう。

 まぁとにかく可愛らしい小鳥「エナガ」の魅力がみっしりと詰まった写真集。

 で、この写真集の優良な点は、エナガはカワイイという愛玩精神を全面に認めた上で彼らをとらえている点。

 被写体の可愛さをヴェールに隠しつつ、暗に「カワイイでしょ?」と訴えかける写真集はなんだか卑怯くさい。でも、この写真集はあちこちに「カワイイ」という表現が出てくる。カワイさの紹介が徹底的で、むしろてらいを感じない。開きなおっていて潔い。なので、読者には余計な裏読みをする必要がなく、真っ正面からエナガの評価にあたれる。心理学や統計学、社会学的に精査するでもなくただただ「カワイイ」を連呼しているムキがあるので、理不尽という観点においてはやや体育会系のノリがあり、そこんところで好き嫌いが分かれるかも知れない。とはいえ、まぁ、そもそも多くの日本人が好き好むだろう素材なので違和感はなかろう。

「カワイイ」が日本の正当な文化であるのならば、この写真集は「立派なアート作品」と呼べるのかも知れない。生態についても細かく書かれてあるので、専門書としての役割も果たしているだろう。

 とりあえずトリ派に激奨したい1冊。キティちゃんやカリメロなど、存在そのものがつぶらなキャラクタに目がない人にもオススメしたい。

 私はトリ派である。学術的知識に興味がなく、鳥類について意外と知らないことも多く、単に愛玩精神だけでできているだが、しかし、虚勢を張るでなく確実に「トリ派である」とハト胸を張ることができる(実はハト胸ではない)。こんな私にしてみれば、この『エナガのねぐら』はまさしく眼福の逸品であると言えよう。

 もちろんシマエナガもあるよ。


↑丸が4つ

 まったく、なんという丸さなのだコイツら。この丸さたるや「犯罪」と書いて「シマエナガ」と読むが如しである。





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Nanase Nio




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