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Category : Playhouse
Update : 2020/04/10Fri15:00



 そこいらのワイドショーや各界著名人インフルエンサーの啓発よりも遥かに参考になる動画。


  Kurzgesagt - In a Nutshell
  The Coronavirus Explained
  & What You Should Do
YouTube 動画(字幕あり)


 さて。まぁまぁ平常いつもどおりの東京。しんどいのは仕事の数が激減していること。あの宣言の翌日、とたんにキャンセルが増えた。テレワークという概念のない仕事なのでどうしたものかと思っている。というか「なぜ自宅待機しないんだ!?」みたいな怒りをつぶやいている著名人のホワイトカラー率の高さ。私は建設業ブルーカラーです。

 でも、まぁまぁ平常どおりの東京。もちろん都心部や副都心部はアレだが(ワイドショーってそこしか映さないよね)、住宅街のほうは真摯しんしに平常どおりを守っている。大切なことだと思う。

 とはいえ、暇な人は多いらしい。することがないらしい。お外に出たいらしい。こうして考えてみると日本人って意外とアウトドアだったし、たぶん世界有数のパリピ民族だった。他人の命を蹴ってまでして桜を見たがるのは彼らが立派なパリピである証拠。Party People ね? ちなみに私はパリピじゃない。私は「会」とか「式」とか付く集まりがぜんぶ嫌い。

 私には理解できないがどうやら暇らしいので、時間の有効利用に使えそうな動画を紹介してみる。

TED』のカンファレンス動画である。





TED』は、ニューヨークに本部を持つ有限責任会社LCCで、その名は「Technology Entertainment Design」の頭文字からきている。設立は1984年(設立当時は身内同士によるサロン的な会合だったのだそう)。

 活躍内容としては、様々なイベント(TEDFestTEDWomen など)やアニメーション配信による教育事業(TEDEd)があるが、最も中心的なイベントといえば、毎年、カナダのバンクーバーで開催する世界的な講演会カンファレンスTED Conference』。5日間に及ぶイベントで、この間、1000人単位の観客の前で計70人ほどのプレゼンタが登壇し、講演やパフォーマンスを行う。登壇するのは、職種や国籍や性別を問わず、学術やアートなど様々な分野で活躍する人たち。かつては、アメリカ合衆国の元大統領であるビル・クリントン氏、同国の元副大統領であるアル・ゴア氏、ロックバンド『U2』のヴォーカルで慈善活動家のボノ氏、環境活動家のグレタ・トゥーンベリ氏も講演したことがある。

 で、これらのパフォーマンスをネット上に配信している。いわゆる「オン・デマンド・サービス」。主には YouTube であり、すでに3000本以上の動画がアップ。この配信サービスプロジェクトのことを『TEDTalks』と呼ぶ。

 ちなみに『TEDx』というイベントもある。これは『TED』のライセンスを受けているコミュニティのこと。世界各地で発足され、主には講演と TEDTalks によるビデオ上映を経て横のつながりを拡大していく試みがある。砕いて言えば『TED』の弟子のような存在。

(以上、もちろん Wiki 調べ)





 ──と聞くとなにやらカルト的なキナ臭さがしないでもないが、そういう新興宗教的な感じはまったくなく、幅広い分野、幅広い人たちの知性を楽しむには充分すぎるメディアでありコンテンツである。もちろん、中には啓発的啓蒙的な講演も大いに含まれるため、彼らの言うことを額面どおりに鵜呑みにしたり崇拝したりするのはさすがに如何かと思う(むしろ知性への怠慢だと思う)が、なるほどそういう思考や分析もあるのか──ぐらいに受け入れればちょうどいい。かくいう私は啓蒙啓発の類いが大嫌い(話術があれば聞くが)。

 まぁ要するに、各界のプロフェッショナルが舞台にあがり、自身の研究や分析を紹介し、またパフォーマンスして見せ、そこから得た価値観や教訓を述べたりもする──という内容の動画である。

 今はどうか知らないが、国営放送でも放送(紹介)していて、私はそちらで『TED』を知った。数年前のこと。初めて見たのは、ミーガン・ワシントンというシンガーの『Why I live in mortal dread of public speaking』という講演。吃音きつおん症の彼女がなぜ人前でパフォーマンスするのか?──これを自問自答する内容で、とても興味深く見られた。以降、私はちょくちょく放送を見ていたし、YouTube を利用するようになった現在はほとんど網羅する勢いで見ている。

 誰が訪れるとも期待できない我が場末のホームページだが、誰かの目に留まればいいやという気持ちで、今回は『TED』の動画をいくつか紹介してみる。どれも個人的に好きなカンファレンスばかり。


英語のタイトルをタップすると見られますが、通信料に不安のあるかたは自己責任の視聴をお願いします。
ほとんど字幕対応。必要なら設定で On にしてください。
一部、日本語のタイトルは私のほうで勝手にイジりました。気に入らなかったので。





Adam Savage
アダム・サヴェッジ
『コスプレへのラヴレター』
2016 / Vancouver, Canada


Lucy Cooke
ルーシー・コーク
『世界で最ものろまな哺乳類の奇妙な生活』
2018 / Palm Springs, USA


Colin Stokes
コリン・ストークス
『映画が男の子に教えること』
2012 / Brookline, USA


Jon Ronson
ジョン・ロンスン
『サイコパス・テストに対する奇妙なアンサー』
2012 / Longbeach, USA


Roman Mars
ローマン・マーズ
『最悪の旗』
2015 / Vancouver, Canada


Marc Raibert
マーク・レイバート
『スポットに会おう』
2017 / Vancouver, Canada


Megan Washington
ミーガン・ワシントン
『なぜ恐怖の中で生きるのか』
2014 / Sydney, Australia


Mike Rowe
マイク・ロウ
『汚れ仕事から学んだこと』
2008 / Monterey, USA


Apollo Robbins
アポロ・ロビンス
『ミスディレクションの世界』
2013 / Edinburgh, Scotland


Jennifer Stumm
ジェニファー・スタム
『不完全な楽器』
2011? / Aldeburgh, UK


Usman Riaz & Preston Reed
ウスマン・リアス&プレストン・リード
『若きギタリスト、ヒーローに出会う』
2012 / Edinburgh, Scotland


Taimane Gardner
タイマネ・ガードナー
『ウクレレの妙』
2014 / Maui, USA


Tom Thum
トム・サム
『口で奏でるオーケストラ』
2013 / Sydney, Australia


Will Stephen
ウィル・スティーブン
TEDx で賢そうにプレゼンする方法』
2014 / New York, USA





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Nanase Nio




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