神曲［5/5］
Vignette
さて。
なんだかんだ言って『クロノトリガー』が強かった。もともとゲーム性も良いのだし、ストーリィも良いのだし、要するに七瀬鳰の神ゲーである。それから、貫禄があると言うかなんと言うか、やはり『ゼルダの伝説』も強かった──こちらはあんまりプレイしたことないけど。とにかく、スクウェア・エニックスと任天堂という大店２強が頭抜けているのがまったくもって気に入らなーい。
しかしながら『スプラトゥーン』も熱いんだな。インクリング（オレンジのイカちゃん）は可愛いし、カラフルだし、ポップだし、ヒップだし、これからもどんどんバージョンアップしていくのだろうし、伸び代という意味においてもスプラの音楽は侮れん。あぁイカちゃんイカちゃん！
忘れてはならないのが『ICO』と『ワンダと巨像』と『人喰いの大鷲トリコ』の感動３兄弟。いずれも It's A SONY。特にトリコはあかん。あんなんズルい。エピローグの最後のシーンなんガチで泣くやん。ゲームで泣くなん思わんかってんて私──あんなシーンやこんなシーンを想起させる名曲ばかり。
ダークホースは『東方Project』と『UNDERTALE』か。まぁ、どちらも名曲揃いだからねぇ。前者は日本の同人サークルである上海アリス幻樂団、後者はゲームクリエイタであるトビー・フォックス氏がほぼ１人で製作したのだとか。ある意味、両者ともにインディーズと言っても過言ではないわけで、しかし、だからと馬鹿にしてはならない。結局、ゲームの世界はアイディアとエネルギィがモノを言うのであり、必ずしもブランドの力を先に立たせればいいというわけではない──両雄はそう囁きかけている。
で、肝心の『悪魔城ドラキュラ』シリーズは１曲もランクインしませんでした（もちろん名曲揃いなんだけど今回ばかりは）。
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