liebe


自由闊達


進撃21巻感想

【83話・84話】
◆83話と84話(感想こちら)は本誌で読んでいたのですが、改めて読んでも凄い展開……。

【85話】
◆とりあえず心配していたブラックアルミン化は回避みたいで良かった。
ベルトルトというか超大型巨人の涙が切ないなあ……ジークにあっさり見捨てられてたのも余計に切ない……。やっぱりまだ退場して欲しくなかった……。

◆駆け寄ってアルミンを抱きしめるエレンにぐっと来ました。大事な存在だということがよくわかる。

◆ハンジさん厳しいね……もちろん甘やかすのも駄目だと思いますが。そのせいか兵長めちゃめちゃ優しく見えます(笑)

◆ついに時は来た!地下室レッツゴー!!
団長も一緒に来て欲しかった……。ナイル師団長が団長との過去を語るのがすごく良かった。このコンビももっと見たかったなあ……。

◆地下室の鍵が実は地下室の鍵じゃなかったー!おかげで兵長が蹴破る事態に(笑)一種のロマンですがまさか原作で見られると思わなかった。
じゃあエレンの鍵はどこの鍵なんだと新たな謎かと思ったらすぐ判明。わかりづらい机の引き出しの鍵でした、というわけで隠されていた写真から壁外生活がめっちゃ優雅だと思いながら86話へ。真実を知った後ろ姿の四人がどんな表情しているのか気になりすぎます。

【86話】
◆最初は何もかもわけがわからなすぎて焦ったけれど二回目に読んだらちょっとずつ飲み込めた感じです。二千年弱の昔話とか神話レベル。というか神話ですね。地域や見方、読み解き方次第でどうとでもなりそう。

◆1700年も「ユミルの民増やそう活動」が続いたら世界中がユミルの民になってるんじゃないかと思ったけどなってないのか。

◆それにしても勢力図が複雑ですね……今まで三つ巴だと思っていたらそれ以上で……。
壁の向こうには世界が広がっていて、その周りにも世界が広がっているとのことで、世界はどこまで広がるのでしょうか。

◆現マーレ人のやってることやフェイの末路に感想というか意見というか思うところ書いたら完全に進撃の感想じゃなくなったので略。

◆腕章の模様がミカサの腕にある入れ墨(東洋の一族〔つまりエルディア人でもある?〕に伝わっているあれ)なのかなと何となく思ったけれどどうだろう。この模様さえあればとりあえず外は無事に歩けるよ、みたいな。でも東洋問題は別のところにある気もするし。

◆レイス家の血筋は壁の外でも絶えていなかったとのことで、ダイナ・フリッツ登場。既視感あるなと思ったらこの人カルラさん食べた人だ!えええー!
そうなると1巻は妻が現地妻を捕食したのか……もちろん巨人になった彼女に明確な意思はないだろうけれど(わかるはずがないし)読者からしたら運命の結びつきが恐ろしすぎる。
ミーナ食べた人もいるし!探したらイルゼ食べた人もいそう!エレンの足食べた人いた!

◆なぜ初代レイス王(145代目フリッツ王)はエルディア全員を島へ連れて行かなかったのか疑問。ダイナの祖先は決別して自らの意思で残っても、グリシャ父のような庶民は「見捨てられた」とか言ってるし。

◆ジークをグリシャの兄弟かと思ってたけど息子だった!え、でも、じゃあ何歳なんだこの人……グリシャの老化が遅れていたのかな……それかジークの老化が早いのか。そしてジークは完全にマーレ思想に入ってるということでしょうか。
でもエレンに対して「いつか助けてやるからな……」とか言ってるなら誰に対して味方なのか。いや、誰の敵とかではなくて、座標入手の邪魔する存在が全部敵なのかもしれない、彼らにとって。

◆そういえば壁内人類を悪魔の末裔とか言ってたベルトルトたちだって悪魔寄りの血筋ですよね?思想はマーレ寄り?だったとはいえ決して人のこと言えないような……。
ライナーがアニに対して「お前もお前の父親も〜」って脅してたのはこういうことだったんだなと。
アニの父親が最終的にアニへ謝罪していたのも何となくわかったなあ。彼らの立場もしんどいですね。

◆グリシャがレイス家を襲撃した理由も判明。でも一体いつ本来の目的を思い出したりして記憶が戻ったんだろうこの人。
もし記憶あったのに記憶ないふりしてカルラさんと結婚してたとか許せぬ。記憶なければいいってわけじゃないけどその場合は仕方ない。
記憶あったけどダイナは巨人になってもう会えないから離婚みたいなもんだし……とか思ってたらそれもまあ仕方ないけど……。
あとさっき↑で現地妻とか書いちゃったけど本当はこの表現したくない。でも適格に表すにはこれしかないのでごめんなさいカルラさん。

◆ここまでの情報が開示されるとますます心配なのがユミル。どこにいるんだユミル。大丈夫なのかユミル。12巻の最後のやり取り思い出すとマーレ人に酷い目に遭わされてそうな……それどころか命が危うい。
ヒストリアと再会して欲しいけどやっぱり難しそう。だから手紙があるんだろうし……。
それもあって嘘予告で二人並んでいるのが嘘予告でも嬉しい。かつて二人一緒が当たり前だったのに随分遠いところに来てしまった……。
そういえば11巻でエレンから敵を訊かれた時に「せ――」の続きがまだ全然わからない。「せ」って何?政府?マーレ政府?世界そのもの?

◆とりあえず「座標手にしたもの勝ち」であることには変わりないかな。エレーン!まさに『世界を臨む《あの日の少年》!』

◆結局、誰も何も正しくないけど、生きる上ではその中で正しさを探す必要があって、それぞれが見つけた正しさを掲げて、その正しさと正しさのぶつかり合い、みたいな。

◆何かもう壁の中の巨人の皆さんに全員起きてもらって、世界も人類も何もかも真っ平らにしてもらうのが一番手っ取り早い気もする。
もちろんそれはとんでもないことですが、うーん……でもそんな風に思ってしまう。
巨人を倒してハッピーエンドになるとは思ってなかったけど……救いはどこにあるのか、どこにもないのか。

多分ないんだろうなと思います。

それでも、だからこそ、彼らが今後何処へ進撃して行くのかと希望を見出したい。

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12th.Dec.2016


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