liebe


自由闊達


進撃20巻感想

 何から書けばいいのやらって感じなので順番に感想いきます。

【79話】
◆初っ端コニーの「イェーガー!」って海外翻訳版とかどうするんだといきなりメタな心配をしながらスタート。

◆超大型って壁に掴まらないと立てないっぽいからそこに勝機があるんじゃないかと思ってたけど普通に立ってました(笑)さらっと片足立ちまで(笑)
 こうなると打つ手なしじゃないですか……エレン巨人とはサイズ感違いすぎてこれは勝てないよ……見事に吹っ飛ばされたよ……。

◆一方の兵長サイド。兵長が一人で猿に突っ込むとかさすがにそこまで無謀なことはしない感じで良かったと思う間もなく一瞬何が起きたかと戸惑ったら投石。猿め…!四つ足もさり気なく仕事してるし……「完全試合」ってことは野球文化がある感じ?コーヒーといい壁の外には色々あるんだなあと。

◆容赦なさすぎる投石攻撃にこちら側の兵士も一気に全滅間近で絶望的すぎる。72話で初登場した班長クラスっぽい皆さんでしたが、特に名前覚えずそのままにしてたら退場されてしまった……。

【80話】
◆喉が焼けたり雷槍の破片受けたり痛々しい……みんな火傷してるし……とか思ってたらライナー復活して立ってるし……。

◆「何で…自分だけは違うって…思っちまったんだろう…」名無し新兵君の吐露にそりゃあそう思っちゃうよ…仕方ないよ…と頷いてあげたい。キース教官の「特別な人間はいる。ただそれが自分ではなかった」を思い出した。

◆団長兵長を囲む死者の中にモブリットさんと思われる方が……まさかこんな形で死亡確定するとは思わなかった……さすがにそっくりさんではないだろうし……そっか……。

◆ついに来た!兵長の選択!ここのやり取り感想にならない……座った団長の前に膝をつく兵長とか、彼らの関係と想いが現れているようで……今まで団長に託してきた選択を兵長も背負って……団長の微笑んだ顔を見ると彼はここである意味救われたんだなあと。
 兵長は団長に生きていて欲しいに決まっているのに、それでも「死んでくれ」と選択するのが……ああもう本当に生き残って幸せになって欲しいのに多分無理だからつらい。でもその上で未来への希望を生者が繋ぐに違いないと私も思うことにする。

◆「我々はここで死に、次の生者に意味を託す」本当に団長って統率力とか説得力とか求心力が物凄い。納得してしまいましたよ私。これは原作以外じゃ見られない団長だと思います。だってスピンオフとかじゃここまで彼の凄さは出てなかった。

◆特攻が鬼気迫っていて壮絶でした。

【81話】
◆割といきなり団長が被弾してる…!でもだからこそつまりこれはまだ生存フラグが立っているのではないかと信じてる。少なくとも即死ではないはずなので私は信じてる。

◆マルロにとってのヒッチ、王政編とか一時は運命共同体だったし、やっぱりちゃんと彼らなりの絆があったんだなと。
 それは嬉しかったけどマルロ死んだらあかんよ!団長が倒れても「振り返るな!進め!」って声張り上げたり立派すぎたし、ここまで周りを叱咤したり指示も頑張ってたみたいに君の仕事はまだ色々あるんだよ!調査兵になった選択を否定するわけじゃないけれどさ!それでもこの子は憲兵団に残って腐敗を叩き出すとかやって欲しかった…!
 あと彼に限った話じゃないけど最期の瞬間に何かを想ったり誰かを想うことは凄く贅沢なんだとふと思いました。訪れる死は唐突で、恐怖や虚無に支配されてしまうだろうから。

◆兵長VS猿!兵長きたあああああ!
 これが人類最強だ!彼を人類最強と呼ぶことに、誰にも文句は言わせない!って感じでかっこよすぎて、かっこいいとか思う以前に圧倒されました。

◆兵長本当に凄かった。ただその凄さは単に兵長が強いからだけじゃなくて、新兵たちが最後の数人になっても最後まで作戦を遂げたからこそなんですよね。信煙弾の目くらましがなければこれは成せなかった。18巻にあった「一人じゃどうにもならない」のエレンの言葉は本当にその通り。

◆一気に猿を討ち取るかと思いきや注射のこと考えたらすぐ殺せないんだった。逡巡する兵長に四つ足があああああ!
 一瞬兵長の片腕持って行かれた気がして焦ったけどセーフ。そもそも団長がすでに片腕なのでその心配は不要ですが。
 それにしても四つ足にジーク奪われた瞬間の兵長の表情に色々持って行かれます。直前に想いを馳せてた団長の顔も相まって……。
 てか四つ足ここでもさり気に色々仕事してるよね……中身は一体……。

◆兵長がひとりになってしまうと今後また心配……。さっきの王手は団長と新兵たちがいたからこその猛攻だったし……。

◆この地獄のような状況で奇跡の生存者が。名無し新兵君がラッキー新兵君にレベルアップ。彼が団長を見つけて助けてくれると信じたい!

【82話】
◆壁内では皆が帰りを待っているんだなあと……ヒッチちゃんと起きてるのがまたマルロ思い出して切ない。

◆ライナーの記憶障害はそりゃあれだけ頭吹っ飛ばされたら無理もないだろうなと。

◆残り少ない雷槍でVS鎧でしたがサシャ大丈夫か……でもこの作品は生きてさえいれば怪我は治るから(ミカサほっぺは例外)。生きてたらとりあえず大丈夫。コニーナイスキャッチ。

◆ハンジさあああん!生きてるって信じてたあああ!

◆雷槍打つのが至近距離すぎないかと心配でしたが、ライナーちゃんと出たしミカサも無事そうなので安堵。

◆VS超大型巨人。エレンが立体機動で高く上がった一巻表紙を彷彿とさせるページはさすが素晴らしかったですね。これが主人公だと言わんばかりの瞬間でした。

◆で、この巻で語らずにはいられないのが彼、アルミン。
 5巻でアニに「そうしなきゃいけない理由が理解できたら死ななきゃいけない時もあると思うよ」って言ってるし12巻でも「何を捨てればいい?僕の命と……」ってまず命捨てること考えてて、ずーっと死の覚悟を決めてたんですよね、彼は。むしろ覚悟出来てなかったのは私です……。

◆でも、もしかしたらもしかすると死んでなくて瀕死じゃないかなあと願ってる。つまりケニーが遺した注射使えば死なないんじゃないかなと。
 リスク高いから前まで誰も注射を使わないで欲しいと思ってたけどこうなると注射欲しい!兵長カモン!注射を!団長はラッキー新兵君が何とかしてくれてる気がするから!ああでも兵長も絶望的状況なんだったあああ……そっか……アルミン本当に死んじゃったんですね……。

◆私アルミン好きなんですよ。3巻の「私はとうに人類復興の為なら心臓を捧げると誓った兵士!」の敬礼でこの作品を完結まで見届けようって思ったんですよ。1巻から2巻、2巻から3巻への彼の成長が素晴らしすぎたから。おかげで私は兵長とか調査兵団の皆さんと出会えたみたいなもんですよ。

◆次の巻の裏表紙で死亡確定するかなとか一瞬思ったけど、アルミンは成績十番内じゃないから裏表紙にいないんだった……。
 裏表紙といえば作品序盤はエレンが半透明になったり、中盤は山奥組が一気に消えたりと変化が面白かったけれど最近全く変わりませんね……いや別に誰かいなくなって欲しいとかじゃ全然なくて、最近裏表紙効果薄いなあと。裏表紙の役割はもうある意味果たされて最後までこのままなのかなと。

◆超大型はアルミンとエレン、鎧をミカサたちが倒し、猿は兵長と団長、そして新兵たちで追い詰めた今巻。
 巨人は巨人にしか倒せないと思っていたのですが、そんなことはない。人間でも力を合わせれば倒せるんだと彼らの力を見せつけられました。
 それにしてもアルミンのことがつらくてつらい。

 よし、違うこと考えよう。唐突ですが、アニメ二期で現時点の楽しみなシーンベスト3!

1位 12巻ミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」
2位 14巻での対人制圧部隊との市街地戦闘
3位 17巻の69話

 最終決戦らしき戦闘に一段落ついたので、そろそろ世界の真実が明らかになるはず!
 アニメ二期が2017年春と発表されたので、きっと完結まで一気に放送されるんだろうなと思います。なので原作も完結間近なのでしょう。心配も不安も尽きませんが挫けても最後まで見守りたいです。

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12th.Aug.2016


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