liebe


自由闊達


二人きりで泳いで渡ろう愛という名前の深い湖を

簡単なあらすじは、エリザベート(オーストリア皇后)を愛してしまったトート(死、黄泉の帝王)が「生きたお前に愛されてみたい」と彼女を追い続けるというものです。

トートが毎回いつの間にか舞台に立っていたりして何度もびっくりしたり、歌も音楽もカラオケで歌うくらい好きなので楽しくて楽しかったです。

今回改めて見たら皇后としても母親としても生きることなく「私の人生は私のもの」と自由なままに生きるエリザベートが美しいとはいえちょっと……と思ってましたが、最初の一目惚れといいエリザベートの強い自我とか生きるエネルギーを含めてトートは愛するようになったんだなと思ったら納得。

「愛してる」と直球に伝える演出は個人的にまっすぐ過ぎてそこまで好きではないのですが、トートのストレートな感情はとても良いものでした。特に一幕ラストの「愛してる」はもう素晴らしくて素晴らしくて素晴らしかった。

そして「死ねばいい!」と誘惑したり「死を逃げ場にするな!」と突き放したり、愛が深い。ただエリザベートを手に入れるんじゃ、だめなんですね。愛されないと。

だからラストシーンで飛びついてきたエリザベートをすぐに抱きしめるんじゃなくてゆっくりゆっくり手を回すのが、やっと手に入れられたと噛みしめるような心情が伝わって感動。

レビュー後にめっちゃ拍手してたら隣の知らない綺麗なお姉さんに「すごく拍手してましたね、明日海さん(トップの方)がお好きなんですか?」と話しかけられてしどろもどろ(笑)「私は○○さん(聞き取れなかった)なんですよー、これからお茶会行ってきます」とか仰ってて、すごかった。さすが宝塚。

また機会あれば行ってきます。

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21st.Sep.2014


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