liebe


自由闊達


進撃最終巻感想

◆ミカサー!!!!!
ジャンと家庭を築き、子供を育み……歳を重ねたんだね……そしてマフラーと共に永い眠りへ……あああああ、何か、良かったねえという気持ちとびっくりした気持ちと……ほんと、良かったよ……。
そしてリアルだなあというか……死んだ『最愛の人』を想って一生を一人で生きるのは美しくも物語的すぎる話だし……。
ミカサはさ、何度も家族を失ってさ……そばにいるだけでいいのに、って願ったエレンにも会えなくなって……だから家庭を築き、家族を得て、杖を突いて歩くくらい長生きして、人生を家族に見届けてもらえたことにほっとする……。
だから本当、良かったけど、意外……ミカサって不器用に生きるタイプだとばかり……アルミンの『案外すぐに良い人見つけて〜』が現実になるとは……びっくりしました。
それでも最期までマフラー巻いて、愛を示す薔薇を供えているので生涯エレンを想っていたんだろうな。そうなるとジャンはともかく、ミカサの子供たちはどんな理解と心境でエレンの墓参りをしているのやら……「これがお母さんの最愛の人のお墓……え、じゃあ父さんは?子供の自分って何?」みたいにならないか心配。
あとヒィズルの人間としては生きなかったのなら、子供に代々の刺青を伝えずに世を去ったのかとても気になる……。

◆あとミカサの頭痛ね!そういうことだったのか……と思いつつまだわからないことも多いのでゆっくり考えよう……。
とりあえず大人ユミルが王を庇わず王の死を見届けてちゃんと子供を抱きしめられたのが良かった……。

◆結局ヒストリア周りの事情はよくわからなかった……ので想像します!もうそれでいいというかそうするっきゃない!
元石投げ少年は『赤毛のアン』のギルバート並みに頑張ったのかな多分(それならヒストリアにも彼へ石板アタックしてもらわないと帳尻合わないが)……あーでも声掛けたのヒストリアからだっけ……まあ、もういいか……(早くもちょっと諦めモード)

◆『物語の中心でありたい』と望んだイェレナが最終話では物語の端っこにもいられないことが彼女という存在のアンサーということかな……シビアだ……。

◆兵長おおおおおおお……何度読んでも生きてる……生きてるよ……もずくメンタルを守るために兵長の死亡パターンをめちゃくちゃ考えててかなり身構えてたのに最終的には元気に世界を巡ってる姿にびっくりしてます今でも。
幸せに生きてくださいね!絶対に!お願いしますよ!って念押ししなくてもこの人ならちゃんと幸せに生き抜いてくれることがわかる。それが嬉しい。

◆木ー!
「あの丘の木に向かって」が最終話タイトルで、137話といい終盤で急に1話の「木」がフィーチャーされ始めたな……と思ってたらこの書き下ろしラスト……!なるほど、これはこのタイトルしかないわ……なるほど……。
「マフラーを巻いてくれてありがとうエンド」も良かったですが、加筆された荒廃した時代の「物語はまた始まるよエンド」も好きだな……。

◆時が流れたことで悲劇は忘れ去られ、戦争が勃発しパラディ島には多くの爆弾が投下され滅びへ至ったようで。
つまりエレンの最悪の過ち、それを無駄にはしないと誓ったアルミンの力は及ばなかったようですが、「大切な人たちに長生きしてほしい」というエレンの望みは叶ったということかな……。

◆スクカーは相変わらずよくわからない……でもユミル親子がいたのは笑った。

◆さて、これで本当におしまいですね。
「進撃が完結するまでは絶対に死ねない」と割と本気でずっと思ってたので、解き放たれた心地です。




私は、自由だ。

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13th.Jun.2021


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