liebe


自由闊達


『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の感想

一言で言えば『幼年期の終わり』かなあと。

旧劇が他者存在の許容と共存なので、それを経た新劇は他者との関係の変化とアップデートでしょうか。

みんな大人になって、それぞれの道をね、行って良いし行けたし!
これまでに縛られることなく、これまで知らなかった世界に行って良いし、行こう!ということなのかなと。
主人公の周りにいた人だからって、未来も主人公に縛られる必要もない。その自由が彼らにはある。綾波も、アスカも、カヲルくんでさえも。
昔に好きだった人を、ずっと同じ『好き』でいなくてもいい。時の流れとはそういうこと。
そんな未来への自由、ファースト、セカンド、サードチルドレンと呼ばれた彼らが大人になるということ。
そんな赦しと展望が、まさに福音(良い知らせ、救済、語源となったラテン語のエヴァンゲリウム?だっけ?)とした作品なのかなと感じました。

結局マリとは何だったのか、渚司令ってどういうこと!?とかわからないことは山の如しだけどもそれも含めて楽しくて、魅力が尽きないので考察班の意見を読むのが楽しみであります。

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31st.Mar.2021


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