短編 | ナノ


狂気的な愛を欲した。
僕だけを見て、僕だけを考えて、僕の声だけを聞いて、僕だけの君になってよ。
君がいないと僕は呼吸すらままならない。君は僕の酸素で、君が僕の心臓部を支配している。
君が笑えば僕のココはぎゅっと締め付けられるし、君が他の人と話せば僕のココはたちまちもやもやと何かに覆われていく。
目隠しをしてしまいたい。君の真っ直ぐな瞳を誰も見ることがないように。
猿轡をしてしまいたい。君の綺麗な声を誰を耳にすることがないように。
君の記憶を奪ってしまいたい。過去の人なんていなかったと、産まれてからずっと、君の心を奪ったのは僕だけだと、そう思わせるように。
君の全ては僕の物で、僕の全ては君の物。
これで公平だよね、そうだよね。
僕は君に全てをあげたんだから、君だって僕に全てを渡すべきなんだ。

だってそうじゃないと、不公平じゃないか。

君は、僕が君に対する想いの何分の一の想いを僕に向けている?
僕は君の為になら人を殺すことだって自ら死ぬことだって出来るのに。
ねぇ、君の想いは、どのくらい?

お願いだから僕だけと話して僕だけといて僕だけの君になって
僕だけの僕だけの僕だけの僕だけの僕は僕は僕は僕は僕は僕は僕はぼくはぼくはぼくはぼくは

君が スキ なんだよ?


(さぁさぁ皆様次に続きましょ。)


僕みたいに、みんなが誰かに夢中になれば、この世界は平和だよねそうだよね?




20121003





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