塗りつぶされる日常 09




「はは。もう三本も入ったよ、彰浩さん。どろっどろだ…」
 三本もの指を飲み込んだ其処は、ひくひくと蠢いている。まるで、そこに何かを欲しているかのように。
「はぅっ…や、」
 ぐちゅぐちゅと音を立てながら、指でナカをかき回す。もうそろそろかな……

「彰浩さん、息吐いてね」
「…?」
 先生のきょとんとした目がこちらを見る。…かわいいなあ。
 既に張り詰めている昂りを取り出すと、先生の後孔に軽く押し当てる。
「挿れるよ…!」
 そう言って、僕は腰を勢いよく前に押し出した。

「あ、あああぁっ!!!」
 先生の叫び声が、教室に響く。その目からは涙が零れていた。
 解していたそこは、難なく自身を飲み込んだ。それどころか、ナカでうねっている。
「っは。彰浩さんのナカ気持ちいい…!」
 こみ上げてくる衝動のまま、腰を前後する。その度に内壁が絡みついてく。

「あっ、あっ、やあ…」
 引きつったような喘ぎ声を、先生はあげている。少なからず感じてくれているってことか。

 ぱちんぱちんっ。腰と腰が当たる音が耳に入ってくる。それと同時に、挿入部が立てる音も。
「も、やだぁ…っ。ぬ、いて…!」
「だめ。もうすぐイクから」
 先生のそれは既に限界まで昂っている。弾けるのは時間の問題だろう。
「ほらっ、気持ちよくて辛いんじゃない…?」
 ばちんばちんと腰を打ちつける。自身が入りきる度に、先生は喘ぎ声を上げる。
「あ、もうだめ…っ」

 どくり…っ。先生のそれが弾けた。同時にナカも締めつけられて、僕もナカに白濁を吐き出した。



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