塗りつぶされる日常 08




「まだするのか…?」
「もちろん。最後までいきましょう」
 机三つを横に並べたところに横たわる先生は、すごい格好をしている。服は前からビリビリに破られ、下は下着を下ろされて震える先生が見えている。さらに、服の端と自身には先程吐き出した白濁がついている。
「やぁらしい格好」
「見るなっ!」
 両の手で自分の姿を隠そうとする先生。けど、そんなことはさせない。

「隠しちゃだめだよ」
 隠そうとした手を、空中で捕える。こんな、やらしくてエロい格好隠させるわけないじゃないか。
「恥ずかしい…!」
「恥ずかしくなんかない。見てるのは、僕だけだから。恋人なんだから大丈夫」
 そう言って、左手で先生の頭を撫でる。

「もう、次に進むよ…?」
 右手についたままの白濁を擦りつけるように、先生の後孔をなぞる。
「ひっ…?」
 体が、びくりと震える。触られたことのない場所を触っているのだから、当然と云えば当然の反応だ。

「大丈夫、すぐによくなるから」
 塗りつけた白濁を潤滑剤に、人差し指を侵入させる。
「…っ!?」
「今、人差し指が入ったよ」
 差し込んだ指の先を曲げて、中を解し始める。思ったほどきつくはない。男は初めてのはずだけど。
「うっ、う…」
 何かに耐えているような声を出す先生。もしかしたら気持ち悪いのかもしれない。本来なら出て行くだけの場所だ。入ってくる感触は慣れないものだろう。



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