南沢さんはあれから臍を曲げてしまったので、オレは南沢さんの機嫌を取るべく南沢さんの好きなハーゲンダッツ(バニラ味)を買ってきた。のだが…外から帰って来たら、南沢さんは枕の上でオレが貸したハンカチにくるまって寝ていた。なにこれかわいい。思わず携帯を取り出してスピーカーを抑えながらパシャリ。すぅすぅと小さく上下する南沢さんの体に触れてみる。頭をそっと指の腹で撫でる。頬をふにふにしていれば、不意に南沢さんがばっと動く。起きたのかと思いきや、指を抱き枕にされただけだった。すりすりと人差し指に擦り寄ってくる南沢さんは正しく仔猫のよう。
(かわいい…もっかい写メっとこ)
片手で携帯を操作し写メを撮ると、さすがに南沢さんも目を覚ました。ぱちぱちと瞬きしてオレと目が合うと、慌ててオレの指から離れてハンカチに潜り込む南沢さん。かわ…いい…。思わず垂れそうになる涎を抑えて、南沢さん、と呼び掛ける。
「アイス、買ってきたんスけど食います?」
「…ハーゲン?」
「はい」
と答えたと同時に、ハンカチから顔を出す南沢さんに何ニヤニヤしてんだよと指を噛まれた。マジ南沢さん仔猫。アイスを木製スプーンで少量掬って口元に差し出すと、ちろちろと小さな舌で南沢さんはアイスを舐めた。はぁ…マジ堪らんかわいい…。もう顔とかにいっぱいついてるよもう寧ろオレが南沢さん舐めたい。そこでふとオレは思いついてしまった。
「…何してんの」
「いや、是非オレの指をぺろぺろして欲しいなと思いまして」
指にアイスを乗せて南沢さんの前に差し出せば、南沢さんはじと目でオレを見る。オレは構わず南沢さんの口元に指を押し当てる。南沢さんは嫌がって顔を背けるが、そうするとその可愛いほっぺにアイスがべっとり付く訳で。指を細い腕が押し返してくるのも構わず、そのままハンカチを剥がして体にもアイスを塗りたくる。南沢さんはやめろよと声を荒げたものの乳首や南沢さん自身に触れると気持ち良さそうに息を洩らした。
「はぁん…や、ぁっ」
「南沢さんがぺろぺろしてくれないならオレがぺろぺろするから良いですよーだ」
ぷるぷる震える南沢さんの自身にアイスを乗せてべろりと一舐め。南沢さんは堪らないといった表情で喘いだので悪くはないのだろう。だが乳首も舐めたり指先でくにくに嬲ったりすると、南沢さんはオレの指を両手で掴んで抵抗した。その無意味な抵抗が可愛らしくて更にいじめたくなる。何かないかと探すと、机に出しっぱなしのDSのタッチペンを見つけた。オレはそれを手に取って、息も絶え絶えな南沢さんの乳首をピンポイントで押し潰す。
「!、やら…それやらぁ…!」
「こんなコリコリにしといてよく言うよ」
固く張り詰めてタッチペンを押し返してくる乳首の感触に意地悪くそう返せば、南沢さんは涙を浮かべて声にならない悲鳴を上げた。涙を目に溜めて、甘い声を上げながら先走りを漏らす南沢さん。本当、小さくなってもエロいのは変わらないんだよな。乳首だけでイけるのも変わらないんじゃないの。とそのまま暫く乳首をこね続けると、ぴゅっとオレの手に南沢さんの白濁が散った。量は少ないが粘着質なそれを舐める。変わらない、南沢さんの味だ。
「最悪」
「まぁまぁそう怒らないで下さいよ。あ、もしかしてまた麺棒入れてほしかったとか?」
「違うわ!」
アイスやら精液やらでドロドロになってしまった南沢さんを綺麗に洗ってやりながら茶化してみるが、南沢さんは怒ってまた指に噛みついてきた。地味に痛い…。赤い小さな歯型が付いた指は、それこそハムスターにでも噛まれたみたいで。(まぁ、南沢さんはハムスター程大人しくはないけど)
「あ、南沢さん夕飯茹でたウインナーで良いスか?」
「しねよ」
***
ちみ南沢さんはソフトクリームとか生クリームをトッピングすると更に美味しく頂けます(^q^)
にしても本当に倉南でほのぼのした話が書けんのか私は…(笑)
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