(日宵と永久君)

 悠々と君は泳ぐでしょう。その海の底に線路を敷くつもりなんかなく、泳ぎ、いつか君の道を誰かがなぞる。
「ひよいー」
「あっ、殺す」
「はぁ?」
「歌詞飛んだ」
「何の」
「バカ」

 君の真っ黒な目は本当は深すぎる青ではないかと疑っている。寝転がったまま視線だけ寄越す時、海は弾丸。


togi





Copyright © 2011-2017 TOGI & Tohko KASUMI All Rights Reserved.

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -