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「はぁ〜〜〜、もう疲れたぁーーー、」

「お疲れ様でした御子柴さん」

「うん、黒子もね。お疲れ」



脱力感丸出しで廊下にべったりと座り込むミコト。

ほっとしたせいか、完全にだらけきっている。

赤司はそんなミコトに声をかけた。



「御子柴さん」

「ん?」

「ありがとう。そしてすまなかった。巻き込んでしまって」

「いいって、これも何かの運でしょ。それに謝られるよりお礼言われる方が嬉しいからそれでチャラにしてあげるよ」



ミコトの言葉に赤司はきょとんとした顔になった。

が、すぐに顔を戻した後、クスッと笑い「そうか…」と言葉を洩らした。

赤司のそんな顔を見て、



「あ、赤司っちが笑ったっス!!!」

「赤ちんのあんな顔、おれ初めてみた〜」

「俺もだぜ」

「俺もなのだよ」

「僕もです」



みなが驚く。

ミコトもその一人。

当初の印象より、赤司はガラリと変わった。

こんな顔もできるんだ。

と新しい一面を見つけたのが何だか嬉しい。



「よーし、今日はもう解散っ!疲れたから早くベッドで寝たい!!故にあたしはもう帰りまっす!!さようなら!」



ビシッと手をあげ、それから上履きから靴に履き替えるミコトの動作はとても早かった。

ではでは!そう言い残したミコトはびゅんっ!と自由に帰路についたのた。




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