廻る淡紫 賽の目と情 天秤は唱う 微かな色と泡沫 すべて薄めた季節 絶えない時を 無情の糸 ひらいて還る 無神論は織り成す 映らない概念 確かめようとする 二つ目の幻影 それがすべて atheist's weaving 消えていく箔 プログラムの反射 足掻く命を 無数のひとつ 区別の悲哀 ひとの見た罪 何も、どこにも 静止した幻想 しずかな色 「向こう側へ」 そうして求める 還る同一 ひとはいまだ水面にさがす