全ての白と祝福
夏のさだめ
静かな脈拍
意味を持たない世界
有限を抱いて
ひとつ分の生を
途上に倒れる日まで
「最後だよ」
心臓の反逆
それならばいい
知らないままで
no entity/no empty
引き裂いた空
4年前の雨と空を
積み上げた白
ただ一つの構成体
記憶の向こう側
相違の世界を
再生する真実
ちゃんととってあるよ、
空白と残滓
干渉するあの日の
amorality
制限時間の幻
滲んだ心はここに
空虚でもと望んで
うたかた人に
游魚と涙
視界とうそと
願いに終わりを
透けてしまいそうな雨の
余暑になお
意思の対義
不在を贈ろう
認識という法の外
きみに見えているなら
七月の蜻蛉

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