empty intelligence
その場所を追われて
中身のない喧騒
無知に移ろう
憧れた死でさえも
拒絶した9月
求めていたのは、
空虚を注ぎ足す
熱と低音が苦しめる
アルミ缶と陽炎
何かに委ねた審判
3%の決心と嘘
生涯の愛を忘れよう

きみのように酔えればよかった

染みゆく冷酷
青と赤を並べて
その日を謀った夕立
六月の月桂冠
容赦ない耳鳴り
芯まで濡れた赤と
寄り添う青が何よりも
滲んだ輪郭と鮮やかな色
報われない梅雨
深く傾けた傘の下

goodbye lilac
防御する透明
果ても知らずに
結露する記憶と
弱酸性の思慕
滴定する心
見えているのは
巡るまでの一時
すべて溶ける前に
アイスティーと痺れ
straight and painful