彼女に祝福を さもなくば制止を 背を向けようとするその姿を 無慈悲になるひと 定められたとおりにゆくことをあなたは咎めるのか 誰より知ったその重み 決意と曖昧な豹変 淡い祈りと許し その両手を染める色 見送られる罪の歩み ならば何故救えないのか ひとをゆるせぬ彼にゆるされる理由はないという 立ち衿にとめた誓い 砂に落ちるまで閉ざすのです 矜持または麻酔 奪われる為だけに 臆病になる信条 それが事実ならば 重ねた罪で織りあげた 切り口のない傷 やがては変わるでしょう、か 思えぬままに歌うのです