彼女に祝福を
さもなくば制止を
背を向けようとするその姿を
無慈悲になるひと
定められたとおりにゆくことをあなたは咎めるのか
誰より知ったその重み
決意と曖昧な豹変
淡い祈りと許し
その両手を染める色
見送られる罪の歩み
ならば何故救えないのか
ひとをゆるせぬ彼にゆるされる理由はないという
立ち衿にとめた誓い
砂に落ちるまで閉ざすのです
矜持または麻酔
奪われる為だけに
臆病になる信条
それが事実ならば
重ねた罪で織りあげた
切り口のない傷
やがては変わるでしょう、か
思えぬままに歌うのです

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -