すきだすきだすきだすきだすきだすきだすきだすきだすきだ。うん、だいすき、。脳内で起こるゲシュタルト崩壊なんか真正面から受け止めているくせにそれを箸を持つより軽く無視できるほどね、僕は臨也くんのことが好きなんだよ。冷たい床の上に引き倒した躰を目下に置きながら幼いくせに猛禽のようだと言われた眼を細めて笑うと、彼は痛みに歪めていた口許を、その瞳に負けないくらいの真っ赤な舌でぺろりと舐めて、反抗するかのように妖しく笑った。うわああ嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああ嗚呼ああ嗚呼嗚呼嗚呼ああああ!気が狂いそうになるなあその眼。堪らないよ臨也くん!脳内でぐらぐら煮え立つ理性の所為で血液まで沸騰してしまいそう。我慢が効かなくて彼がなめた口許をなぞるように舌の腹を這わせて噛み付くような口付けして息が吐けない位に塞ぎ合ってそれでも、ふたりが吐き出す息にまで興奮して、嗚呼今この瞬間の僕等の間にある唯一のものをあげるならばそれは馬鹿みたいに愛おしい気持ちだけなんだろう。な。あはは、どうしようやばい、いざやくん、僕いざやくんのこと、ちょうすきみたい。






僻遠の地で翳る愛情






(101215)
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