彼らからプレゼント7題

七者七様の贈り物、


2.キャンディひと粒(獄寺)

「あー!獄寺学校で飴食べちゃいけないんだよー?」
屋上に続く階段で獄寺を見つけ注意をした。
その声に獄寺が嫌そうな顔をする。
「お前かよ・・・。別にお前には関係ねーだろ」
「いやいや、関係あるからね?一応私風紀委員だよ!校則破ってる人を注意するお仕事だからね!?」
「知らねーよ」
うう・・・。
流石校則破りのプロ。
私の力じゃ全然言う事聞いてくれないよ・・・。
こうなったら・・・。
「・・・じゃあいいよ。今から雲雀さん呼んでくるから」
「何であいつが・・・」
「だって風紀委員長だし。私じゃ手に負えないし」
「ふざっけんじゃねー!何で俺があいつなんかと会わなきゃいけねーんだ!」
そう言う獄寺を無視し応接室へ行くために振り向いた。

その時、苺の香りが漂った。
あぁ、獄寺の飴の匂いか、と頭の片隅で思うと後ろから腕を引っ張られた。
振り向くとすぐ傍に獄寺の顔があった。
そして唇に獄寺の唇が当たる。
薄く開いた口へと何か硬い物が押し込められる。
それはコロン、と口の中を転がった。
獄寺からした香りが今度は自分からした。
口の中は甘い苺味だ。

甘い甘い秘密の共有
これでお前も共犯者だな?


hank you


拍手ありがとう御座います
お気軽にどうぞ





最後に名前を付けてくれると嬉しいです!
お返事はRe:にてしております




Back




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -