お子様娘とキングと雪だるま



※現パロ

「わああ!!雪だよ雪!?キング、雪雪雪!!」
「わかったから少し静かにしろ。にしても今までに無いくらい深いな…」
「わあああああああい!!!!雪雪!!!」
「ガキかあいつは……」
「ねーキング!雪だるま作ろ!雪だるま!!!」
「ああ、わかった、わかったから手を放せ」
「んじゃーあ!キングこの雪玉転がして?わたしこっちの転がすから。あ、それ頭だからあんまり大きくしないでね!!」
「……(雪を転がすなど、したことがあっただろうか)」
「見て見てー!!キングー!!」
「お前は叫ぶのが好きだな」
「だってー!!キングが好きなんだもーん!!!」
「口を動かす暇があったら手を動かせ」
「あー!!無視しないでよー!!」
「まったくあいつは……」
「なーまえー!!」
「は?」
「名前呼んでよー!!」
「…なまえ、早くしろ」
「はあーい!!」
「……子供はこれだから恐ろしいな」
「この雪だるま、キングって名前にするのー♪」
「…………」
「でねっ、告白真剣に聞いてくれないキングの代わりにこの雪だるまキング、略してゆキングに告白するんだー!」
「俺に聞こえるように言うのをやめろ、まずそこからだ」
「えー?」
「…もういい」
「ねぇ、わたしの告白、ちゃんと聞いてくれる?」
「雪だるまを作ったらな」
「ゆキングね」
「やめろ」


(こいつにはどうあがいても勝てん)
お子様娘とキングと雪だるま
(思いを伝えたいだけだもの!!)






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