電波とナインと雪合戦

※現パロ

「そこのバカ、止まりなさい」
「んだとコラァ!!あぶっ!!?」
「あなたバカだと自覚していたんですか……そこは感心します」
「てめぇ、褒めてねぇだろそれ!!てか雪投げつけるとか卑怯だぞコラァ!!」
「いえ、雪がつもっていたのでついやりたくなってしまいまして」
「そういうもんなのか?」
「多分違います」
「ああ?」
「あ、柿」
「うおわっ!!投げつけんじゃねぇよ!!」
「投げたくなりました」
「自分勝手だなオイ!!だったらこっちも仕返しだコラァ!!」
「っ!!なるほど、雪ですね」
「見りゃわかんだろうが」
「では私は柿で」
「なんでだよコラァ!」
「冗談です。雪を投げますよちゃんと」
「ぐぶっ!!てめぇっ……!やりやがったな!!」
「勝負はもうすでに始まっているのですよ、ナイン」
「はっ、上等だコラァ!」
「いきます」
「行くぜおらああああああ!!!」






「――おい!何で雪玉に石入れてんだよああ!?危ねぇじゃねぇかコラァ!!」
「ちっ……バカの癖に」
「そこはバカと関係ねぇだろうが!!」
「そのほうがスリルがあがると思いました」
「!!なるほどな。お前の考え、よくわかったぜコラァ」
「でしょう?」
「だったらおれは…柿をいれるぜコラァ!!」
「そうきましたか」
「当たったら柿まみれになんぞ!!おらぁぁぁぁぁ!!」
「ふっ、そう簡単には当てられませんよ」







「はぁっ、はぁっ」
「ぜぇ、はっ、はっ」
「なかなか、やる、じゃねぇか…なまえ」
「あなたこそ……ナイン」
「…あー、夕日がまぶしいぜ」
「…ええ」
「――なんかよ」
「はい?」
「寒ぃのに、あちい」
「運動、したからじゃないですか?」
「ちげーんだよ、こうもっと……」
「?」
「だああ!!もういい!!帰るぞコラァ!」
「……ふふ、そうですね。帰りましょう」











「――と、いう夢を見ましたので早速雪合戦しませんか?」
「知るかコラァ!!」



(ったく、しゃーねーな。今日だけだぞコラァ!)
電波とナインと雪合戦
(あの夢が正夢になったらいいんですがね)






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