私の大事な




俺の同居人は目の前で笑顔で仁王立ちをしてた



「か、帰ってそうそうどうしたんだ?」

「さぁ、どうしたんだろうね」



帰ってきたばかりだと言うのに俺の前から動こうとしない

いや、まだばれていないはずだ
あいつは冷蔵庫を開けていない…はず



「冷蔵庫になんだけどね、私のチョコケーキあったたはずなんだ」

「そ、それで」

「ないんだ。私のケーキ」



前言撤回。じ、状況が悪いぞ…
アイツは入り口と俺の間に立っている



「あれ?銀さん何で冷や汗かいてるのかな?^ω^」

「いや、これは、冷や汗じゃないぞ。これはあれだ、身体に取り込みきれなかった糖分がだな…」

「意味不明じゃボケぇぇぇええ!!」

「ぐぇっ!!」



飛び蹴りはないだろ!?
そういう風に思わず睨んでしまった…
やべぇ、、


「何?文句あんの?」

「いや、文句もなにも」

「私のケーキを食べた奴に言い訳の余地はねぇ!!」

「人の話ちゃんと聞こうz」

「私のケーキ返せえぇぇえ!」

「話を聞けぇぇええ」



さすがにキレた。
そこまで言われたら黙っていられない
思わず立ち上がってぱこに向かい合う


「流石に言い過ぎなんじゃないの?ぱこ」

「はぁ?」

「俺じゃなくて神楽が食べたかも知れねぇだろ?もしかしたら新八かもしれねぇだろ?な?」


俺が食ったってのがバレたら殺されるぞ…

「ふーん、そうなんだ食べたんだ」

そうそう俺が食ったん、だ…

………ん?


「ちょ、ぱこさぁぁああん!?」

「今のは声に出てたね♪」

「 ゜Д゜;;。」

「ともかく、ケーキ返せコラァァア!!」

「ぎゃぁああぁぁ!?」





その後どうなったかって....,

聞かないでくれ




私の大事なチョコケーキ!!


(あのケーキ、お妙ちゃんがくれたのに…)
(クソ天パ!謝れぇぇえ!!)






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