貴様の首も粛清してやろう | ナノ



誓ったんだと彼は言った。ちゃんと生きて、胸を張って逢いに逝けるように、そう誓ったのだ。そう言って彼は僕の掴んだ手を優しくほどいた。真っ直ぐなその緋色に僕が映る日は永劫来ないけれど、そんな彼に僕は惚れたんだ。

∴それでも来るはずのない日に僕は想いを馳せるのだろう



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