貴様の首も粛清してやろう | ナノ



?←紅玉+夏黄文



ずっと隣で姫様のご成長を見守ってきた。私と出逢う前賤しい身分の皇女として忘れ去られたように育てられていた彼女の成長を一番喜んでいたのは私だという自信もある。私には棄てられない大きな目標もあったしそのために彼女の側に仕えたと言っても過言ではないけれど、もうひとつまだ人間らしい感情も持ち合わせていることは決して嘘には出来ない。しかして彼女の成長は喜ばしいものだが、ただ、素直に喜べないのだ。侵略国家の皇族として生まれたからには政略結婚しか望めぬと言うのに。

∴王子など存ぜぬ



02/24






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