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ラディル「(陛下直々に魔獣討伐の指令を下されるなんて、珍しい……)」


――謁見の間――

ラディル「参上致しました」

王様「ラディルよ、この度現れた"破壊の巨人"を倒して参れ。
300年に一度復活して、この一帯の国々を破壊し尽くす伝説の魔獣だ」

事務官「方向されている破壊の巨人の強さは、Lv80、HP100000です」


ラディル「は……？ちょ、ちょっと規模が大きすぎませんか！？
HP10万って……。

普段の魔獣討伐任務は、食人花(Lv18、HP5000)とか
大モグラ(Lv20、HP6000)でしょう。

それに……300年に一度復活とか、聞いたことがありませんし」


王様「何を言っておるか？　お前にしかできない任務だぞ」

事務官「ラディル殿、どうかご武運を」


ラディル「(何が起きてるんだろう……？)」

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・簡素なローブ

薄手の布でできた、
ごくありふれたローブ

物理防御力＋2

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・見えないローブ

魔導士のための伝説のローブ
水のように透き通った素材でできている
同じ素材でできた肌着と同時に身につけることによって、十分な性能を発揮する

魔法攻撃力＋64
魔法防御力＋256
物理防御力＋256
回避力＋128


※伝説の防具なだけあって、適切な方法で身につけると人智を超えたレベルで高性能

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・着慣れたローブ

ラディルが普段身につけているローブ
様々な魔力的効果を付加してある

魔法攻撃力＋50
魔法防御力＋25
物理防御力＋15
回避力＋70


※性能面の特徴
…防御軽視、回避・魔法攻撃力重視

※一般的なローブは、着ても物理防御力(と、
ものによっては魔法防御力)しか強化されない。
ラディルが普段身につけているローブは、
作品世界に存在する防具の中では結構高性能。

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ネリアが「何か」を手に持ってやって来た。

「見て、ラディル。これは魔導士用の伝説の衣装、『見えないローブ』だよ！
これを着ると、魔力や敵の攻撃を回避する力が大幅に強化されるんだって」

「え？　いや、待って、これって……」

ラディルは面食らった。

ネリアが持っているローブは、一体どんな素材で織られているのか、水のように透き通っている。

こんなものを着たら、下着や肌が透けて見えてしまう。
半裸と大差ない格好になってしまうではないか。


戸惑っている様子のラディルに、黒髪の恋人はきょとんと首を傾げる。

「どうしたの？　
もう魔獣がここに向かってきてるんだから、早く着替えて出撃しなきゃ！」

「いや……あの……」

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