[リガトレア編・簡易SS]鬼遣らいの夜(1)
9th.Feb.2018
2/3の節分に合わせてこんなものを書こうとしていました。
バトルと、エクリッラ&レイオの関係が垣間見える出来事。
遅れたうえに最後まで書き上がる保証もないけど、
最近の更新状況がひどいことになっているのでひとまず公開してしまう。
早いうちになるべく完結させる方向で取り組みます。
*
○the night of a troll
――夜更け――
リガトレアの王都
城
エクリッラ「今夜は、特にすることもなさそうだな……」
エクリッラ「ちょっと外の空気でも吸おう」ガタッ
城の城壁からはリガトレアの王都を一望できる
外に出て、夜風に吹かれながら空を眺めるエクリッラ
やがて異変に気づく
エクリッラ「あれは……」
…………
――王都警備隊の兵士たちの詰め所――
兵士たちが大混乱に陥っている
警備兵A「増援の要請をするべきだ!」
警備兵B「だめだ、もうやつが街の外に到達するぞ!」
警備兵C「我々で何とかするしか……!」
エクリッラ「ねえ!これは……!!」バタンッ
警備兵A「リターライト(※)様!?」
※エクリッラの姓
警備兵B「どうしてここに!?」
詰め所に現れたエクリッラの姿を見て、驚きと安堵の入り交じった顔をする兵士たち
エクリッラ「私も戦う」
…………
ドドドド…… ズウゥン
エクリッラ「……」
警備兵「やつが来るぞ!気をつけろ!」
警備隊長「全員、迎撃態勢!戦闘結界を展開しろ!」