16th.Feb.2018
尾形はアシリパのことをどう思っているのか?
尾形は母親に愛されなかった
アシリパは尾形を含め、彼女と共に行動する和人たちに
アイヌの知恵や言い伝えを教え、
自分たちの猟法で獲った食べ物を与える
尾形たちが生きた時代は父親が子育てに関わることがあまりない時代だ
子に食べ物を与え、様々なことを教えるのは母親の役割だった
様々なことを教え、食べ物を与えるアシリパに
尾形が母性を感じているとは考えられないか?
サイコパスの尾形は、大切な母親のために父親を家に来させようとして母親を殺し、
その次には自分と母親にちっとも愛情を向けなかった父親が
自分に心を向けるかどうか確かめるために弟も殺した
もしも尾形がアシリパに
子供時代に与えられなかった母の愛を
(おそらくは無意識に)感じて慕っているとしたら
尾形の昨今の言動も理解・予測できる.
ゴールデンカムイ簡易考察・母の愛(2)
16th.Feb.2018
尾形がアシリパになついているように思える描写がこれまでにいくつもある
野生動物を脳味噌や骨も含めて
丸ごとチタタプ(ミンチ)にしたものやトドの脂身など、
極限状態を何度もくぐり抜けてきた杉元や白石でも引くような、
和人から見るとゲテモノに思えるアイヌの食べ物をアシリパが差し出しても、
何の拒否反応も示さず、むしろ素直に食べるシーンが多数ある
姉畑のエピソード終盤では
蛇をつかんでしまったアシリパに手の匂いを嗅がされて素直に二度も嗅ぐ
アイヌの言い伝えの中には
トゥレプやサクソモアイエプの民話のような荒唐無稽なものもあるが、
そういった話を聞かされたときの杉元や白石のように
突っ込みを入れてまぜっ返すこともなく黙って聞いている
チタタプも、旅立つ前には言うようになる
また、姉畑のエピソードの終盤では、姉畑の行動が理解できない
まだ子供で女のアシリパに、大人の男の感覚を教えたりもする
(これはチンポ談義をアシリパに聞かせたチンポ先生こと牛山もしていることだが)
ある程度彼女に心を開いていると見て差し支えないのではないか
そんな尾形はアシリパのことをどう思っているのだろう.
ゴールデンカムイ簡易考察・母の愛(1)
*prev □ホームへ #next
T:0 Y:28 TOTAL:42730
*links-etc.