〔暗黒街b(仮)・制作日記〕
24th.Mar.2017
一週間ほど前から書いているこのマフィアものっぽい物語は、
トラヴァントとは別の話になるかもしれない。
キャラの設定や人間関係がトラヴァントとはかなり違うから。
〔暗黒街b(仮)・本文〕
24th.Mar.2017
(2)の続き。
まだ草稿ですがここだけ文章ができているので、普通の小説の形で公開。
*
Bは困惑した。
暗殺対象である青年の、光彩の面積が広い大きな瞳が彼を見上げている。
青年のやや細い顎は幼い印象を与えた。
職業柄いつも室内にいて肌が日射しに当たらないためか、薄暗がりの中でも色の白さがわかる。
取り乱して必死に命乞いをしたり反撃しようとしたりすれば、
ためらわずに淡々と任務を遂行できるのだが。
しかし、その問いかけをした相手は騒ぐ素振りも見せず、彼を静かに見つめている。
その態度はBを落ち着かない気分にさせた。
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