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座ったままで後ろから繋がり合った其処は、すでにぐっしょりと蜜を溢れさせていた。
柔らかい胸の膨らみを揺さぶるようになまえの身体を大きく突き上げながら、官兵衛の両手は優しく彼女の華奢な身体を支える。


「や、だ…官兵衛様っ…」
「嫌…とは?」
「官兵衛様が見えないの…やだっ…」


振り向き様に見せたなまえの表情の艶っぽさに、表情を崩さずとも官兵衛の身体が熱くなった。
素知らぬ振りをして激しくなまえの中を突き上げると、甘い悲鳴を上げながらなまえの身体が震えた。
何度目かの絶頂に息を上げるなまえは、倒れこむように身体を突っ伏した。官兵衛の腕から離れた事で、その綺麗な背中が眼前に露になる。
するりと脇腹をなぞるように指を滑らせると、大きくなまえの身体が跳ね上がった。
その手を止めることなく両手でなまえの細い腰を掴むと、官兵衛はなまえの中に収まった雄を引き抜きながらなまえの身体を反転させた。


「こちら側からが良かったのか?」
「っん…」


なまえの唇を塞ぎ、小さな身体に覆い被さると、官兵衛は再びなまえの中に己の其れを埋めていった。
自ら舌を絡ませて縋りつくように官兵衛の背に腕を回すなまえが、なんとも言えず愛おしい。
口付けながらなまえの中を突き上げれば、先ほど達したばかりの其処は直ぐにも官兵衛の雄を締め付けてゆく。


「…卿の此処は良く濡れる」
「だ、めっ…また……」
「先ほど達したばかりではなかったか?」


どこか嬉しげに口角を吊り上げる官兵衛が、続け様に絶頂を迎えようとするなまえに再度口付ける。
抜き差しする怒張した其れは行為の速さを増し、口を塞がれてくぐもった蜜声を出すなまえの中をかき回した。
官兵衛を強く抱きしめながら達したなまえの、蜜を溢れさせながらきつく収縮した膣壁の奥へと、官兵衛は激しく腰を打ち付ける。
己の欲が弾けてしまいそうになるのを堪えながらの官兵衛ピストンは、なまえに絶頂以上の快楽を与えることとなった。
激しく締め付けられる其処に耐え切れずになまえの中で爆ぜると、官兵衛はなまえの胸の上に倒れこみながらその柔肌を抱きしめた。


「…無理をさせたか?」
「そんなこと…ありません」


おずおずと伸ばされたなまえの指先が、遠慮がちに官兵衛の頭を撫でてゆく。
心地よさそうにその感覚を楽しみながらゆっくりと身体を持ち上げると、ほんのりと頬を上気させたなまえの表情が良く見えた。
繋がり合った其れを引き抜くことも忘れて、官兵衛の唇がそっとなまえの唇に触れる。
全身でなまえの温もりを感じながら、官兵衛は優しくなまえの頬を撫でるのだった。


素顔のままで
(この愛を感じあいたい)


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