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ベルティリア帝国
人口:約15万人
種族:人間以外にも、ラン族、シン族、セイ族など、多種が存在。
ユーラリア大陸の東南部に位置する、緑の豊かな自然に溢れた土地に、ベルティリア帝国は存在する。
元は小国がひしめき合う土地であり、その国同士が時には同盟を結び、時には領地を奪い合う時代が長く続いた。
その時代に終止符を打ったのが、初代聖帝・ベルツ・ティファレトである。
ベルツは小国のうちの一つ、トレディ国の国王直属の騎士であったが、やがてその軍事を掌握すると、叛旗を翻し、国を簒奪。その勢いのまま、武力と知力を持って、近隣の国を次々に支配下に治め、やがては今のベルティリア帝国の国土の三分の二にあたる土地を領土とし、ベルティリア帝国と命名。もともとの出身国であるトレディ国のうち、もっとも守りに固い城塞都市として有名なレーグを帝都と定め、『サンベルティ』と改名して更に堅牢な城を築くと、自らを『聖帝』と称し、絶対君主制を布いた。
天球暦711年――聖ベルツ歴元年のことである。
代々の聖帝は軍事に長け、その後も少しずつ領土を拡大し、現在の領土に至る。
前聖帝・ハガルは軍事にはあまり熱心ではなく、隣接する強国・グランディア・シーチェンと同盟を結ぶなど、どちらかといえば消極的な方針でいた。
しかし、ハガルの急逝により即位したシヴァは、その方向性を一転。軍事に重きを置き、従来までの聖帝と同じ方策を採った。
現在は三国の力が拮抗している為、均衡が取れているが、いつそれが崩れるのかは微妙であり、その為に更なる軍事強化を狙っているものと思われる。
アマビト
別名:天の御使い
ベルティリア帝国に伝説として語り継がれている存在。
戦乱の世を治める為に、異世界から遣わされたとされている。
その能力は万能とも言われ、自然を操る、人を癒す、死者を蘇らせるなどといった伝承まで残されている。
しかし、その真偽のほどは定かではない。
ベルティリア帝国騎士団
四方警護を司る、白・赤・青・黒の四騎士団と、聖帝直属の近衛騎士団からなる。
四騎士団の長は、基本的に決まった家筋(本流・傍流不問)から排出される。
しかし、その家筋に騎士団長として相応しい能力を持つものがいない場合には、他家から選ばれることも少なくはない。
近衛騎士団の総指揮者は聖帝本人となるため、騎士団長は存在していない。
しかし、実質的な騎士団長として、筆頭騎士が任命され、平時の指揮を執っている。
こちらもほぼ決まった家柄から排出される。
士官学校制度
騎士になる為の教育制度。
1次生から5次生までの5段階制。
受験資格は貴族・平民の隔てなく設けられているが、実際には多大な勉強量が必要な為、平民出身の者はほとんどいない。
最年少で12歳から入学することができる。
しかし、難関である為、12歳で入学できるものは全体のほんの1%に満たない。
多くの場合が、3〜4度ほど受験してようやく合格する。
※一部の有力者(騎士団で上位にいるものなど)の子女は、入学試験が免除にしてもらうことができる。
年に二度ある昇級試験によって学年が上がる為、スキップも可能。
しかし、試験の難易度は高く、進級できない生徒も多い。
スキップしなくても、ストレートに5年で卒業できれば、かなり優秀と言える。
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