用語2

四精術使(しせいじゅつし)
 精術使とも言う。
 その名の通り、四精(地・水・火・風)を操る能力を持つ者。
 中でも、戻士宗家の元に集う乾坤四家(けんこんよんけ)は、それぞれの四精を操る最高クラスの能力を持つ家筋である。

宗家(そうけ)
 戻士を束ねる頂点の家筋で、六条院家のことをさす。
 また大きな意味で六条院家に連なる家筋全てを言うこともある。
 宗家は代々六条院家本流の長子が宗主として束ねる。

嫦宮(じょうくう)
 六条院宗家において特殊な地位にある存在で、実質的なNo.1。
 代々、本流の中の女性が継承し、絶大な能力を有する。
 「最強の戻士」と呼ばれることもあるが、その力がどの能力に属するのかは明確にされていない。
 当代である郁は、最後の嫦宮となるらしい。

嫦宮裂(じょうくうざき)
 六条院宗家に敵対する、送魂師の中でも特に力を持った一派。

乾坤四家(けんこんよんけ)
 六条院家に仕える、一族の傍流。
 地を司る伊庭家、水を司る諏訪家、火を司る都賀家、風を司る吉良家からなる。
 また、嫦宮の配偶者を選ぶ家筋でもある。

晄具(こうぐ)
 戻士や送魂師、四精術使などの能力者が扱う特殊な武器。
 対魔、対妖、対妖魔など、幾つか用途が分かれる。
 特殊な武器ゆえに、それを作り出せるのは晄鍛冶師(こうかじし)と呼ばれる職人しかいない。

七星(しちしょう)
 かつて嫦宮に奉納された、七つの晄具のこと。
 晄具としては、最上級の品質である。
 それぞれ妖・魔、双方に効果がある。
 本来は嫦宮が使用する為のものではあるが、嫦宮にしか扱えないというわけではない。

 [内訳]
 天魁(てんかい) 太刀
 天旋(てんせん) 槍
 天機(てんき) 薙刀
 天権(てんけん) 小太刀
 玉衝(ぎょっこう) 弓
 開陽(かいよう) 小太刀
 揺光(ようこう) 短刀

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