すうぃーとすうぃーと | ナノ
性愛の神に聞け


見つめ合う。
キスをする。
舌を絡める。
それだけで、
体の中心に熱が集まる

倒れ込む。
組み敷く。
見つめる。
私が両手で床に縛り付けているのは、
真幸

床と私の間にいるのは紛れもなく、
真幸。


「真幸…」


「なに、エル…」


焦れている。私も、真幸も。
早く次に進みたくて仕方がないのに
敢えてこの間をつくる。
これから行う行為に、意味付けをするように。


「愛していますよ、真幸…」



身体の熱を彼女にぶつければ
応えるように真幸が震えた
纏わり付く彼女の肉壁が快楽を増進する。

彼女が欲するから私は与える、
私が与えたいから彼女は欲する。
そうしてお互いの欲を満たしていく。


「エル、好きっ、大好き…」


どうしようもなく、愛おしい。
どうしたらいいのか、わからないくらいに。
全てが欲しい、全てを満たしたい。
もう何もかも、考えられなくなるくらいに。

それは私の胸の中にいるのが彼女だから。
紛れもなく、真幸だから。


「っ…真幸、愛してます…」


私がそう言った瞬間、
彼女の膣内がぎゅっと締まった気がした。
離すもんかと言わんばかりに。
私は貴女のもので、貴女は私のものだ。
そう思うだけで、どうしようもなく腰が疼くのだ。

私は彼女を感じて、一層強く抱き締めた。愛おしい。
このまま溶け合って、本当に1つになってしまえばいいのに。


出る、出す、イく。

脳内でそう呟いて、
彼女の中に吐精した。

瞬間の快楽が全身を駆け巡り中心に還る。
しかしもうソコは頼りがない。
最高の瞬間はもう過ぎてしまったのだから。
もう少し、彼女に溺れていたかった。


「愛してます、真幸…」


「私もよ、エル、どうしようもないくらい。」


そしてまたキスをする。
舌を絡める。
夢中になって、また熱くなる。

ずっと求めていたい。
真幸だから。
真幸を愛しているから。

このどうしようもない想いを、
貴女を想うだけで疼いてしまう男を、
どうか受け止めて、愛してやって欲しい。



















20130202
愛しすぎてどうしたらいいかわからずに
とりあえず抱きまくるエル。
ではなくてただ単に彼女溺愛してるエルです。
好き過ぎてどうしたらいいかわからないのは本当です、
そしてきっと彼女も同じことを考えてます







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