そうなることなんて望んでいないのに


戦国乱世に生まれたと絶望したかと思えば貧しさ故に森に棄てられ、どん底まで落ちたところを当時の伊賀頭領に拾われて忍者になるため沢山の事を経験してきた。既に色々な経験はしてきたじゃない。声を大にして言いたいほどに「私の(人生)ライフはもうゼロよ!!」
戦国乱世なんてどう考えても死亡フラグが乱立しているというのに、私みたいな平々凡々の引きニートには生還ルートなんて見出せない…何これ超怖い…っ!

そんな不安を常に抱えながら毎日毎日必死こいてそれこそ死ぬ気で修行やらこなしてきたら齢八つになろうとかという時に育ての親でもある頭領からまさかの「名を継いでもらう」だなんて。何処でフラグ立ったよオイ。と思わず冷めた目を向けたのは仕方のない事だと思うの。


「刻下より、才蔵の名を受け継いだ。俺を受け入れられぬ者は言え。相手になろう」


そう言い切った時、何故か変な空気になった気がしたのは未だに解せぬ、がそんなこんなで里の者にも認めてもらえた俺は名を才蔵、氏を霧隠と名乗ることになったのだ。これってどう考えても真田十勇士の一人ですねわかります本当にありがとうございました。

俺は第一級フラグ建築士の称号を手に入れた!テテーン!ってクソか!出来れば一級フラグ解体士になりたかった…ッ!!





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