2019/04/05

Q,グラフィカ夢主が後に開花する投影能力は「Fate」というゲームに登場する投影魔術(魔力を使って物体を複製する)と似た感じのものか?


A,「似て非なるもの」です。

細かい部分まであってるかわからないですけどあちらの「投影」は確か「複製品(劣化版模造品)を作れる」能力だったと思います。
大雑把に、暴力的にまとめるならば「3Dプリンター」的なもの…と個人的に捉えております。


対して(?)当サイトで連載してるグラフィカ自体を構成したとき、そちらの巨大ジャンルのことは頭からすっぽ抜けた状態で練っておりましたので、同じような単語を使ってしまい混乱させてしまったこと、まことに申し訳ありません。

こちらの使っている「投影」という単語は本来の言葉の意味のものとなります。




◆まず初めにこの「念写」なんですけど超能力の一種でソートグラフィーと呼ばれます。
wiki引用になりますが
「心の中に思い浮かべている観念を印画紙などに画像として焼き付ける」
という内容です。
グラフィカでは「脳裏に浮かぶ」という日本語を重点に置いているのであえて「心の中」ではなく「頭の中」という単語を使用しております。

これによって主人公の頭の中で組み立てられない、己の能力以上の物や己の知らないものを念写出来なくなりました。
例えば「飛行機の構造を図面に示せ」と言われても飛行機の整備士でもない主にかかればモヤモヤと霧がかった状態のまま紙の上に出力されることになります。


これが初期段階の念写能力であり今後の投影へと進化するときにも掛かる前提事項となります。




◆念写をルーツとして正統進化させた第二段階が「転写」となります
次は本編覚醒ラボ編周辺の話で使われている「転写」に移ります。
密裏さんと覚醒ラボによって今後研究されていくのですが、念写が紙の上でなくとも出来ることが発覚したかと思います。
これもwiki引用になりますが
「文章・図面などを写し取ること。また、書き写すこと」
という内容です。
主が頭で計算し、考えた結果の通りに写されます。
これは超常的なパワーを人に与えるという意味では原作でモブが霊幻に力を渡していたような状況ですが、その実、どちらかというと無飼のマリオネット状態であり、ゲームのシミュレーションのような状態でもあります。
あのカラスは白だ。と転写すればそのカラスは白くなりますし、右5mの地点にジャンプと指示した場合、どんなに力を弱めてもその地点に着地することになります。
(ただし、追加で助走した場合はその分を加算された地点まで飛ぶことになります)

要は「とにかく応用が利かないプログラムされた力が追加されるだけ」って感じです。
これも主人公の脳裏に描けるものに限りますが頭悪いのでさほど問題になりません。




◆そんで最終進化である「投影」です。お待たせしました。
転写よりはるかに応用が利くようにはなりましたが、ここでも今まで何度も使用した「主人公の脳裏に描けるもの」という文章がネックになってきます。

とりあえず例のごとくwiki引用
・物の姿(=影)を何かの面にうつすこと。その像。
・ある物事に他の影響があらわれること。

グラフィカでの投影を簡単に説明するなら「思い込みの力」です。心理学方面にも掛かってきます。
桜威の刀は長年の呪術で超硬化させておりますが主人公は一瞬でそれをこなすようになります。なお気がそれた瞬間かけていた能力投影が解けるので同時タスクが苦手だったり、シミュレーションが苦手な人物だとどれほど強力な能力を付与してもただのごみと化します。
投影を得た主人公には決定的な弱点があります。
勝てないと思ってしまった場合どんなに有利な状況になろうともその結果は動かなくなります。場面、状況自体の投影になります。
ついでに脳裏で描けないシミュレート結果で能力は発動しないので「なんやかんやあって勝利する」という考えは使えません。おそらく律にあったら非常に強力な能力だったでしょう。まあ、残念ですが主人公の能力です、ありがとうございました。




長々と語りましたがまあイチから作り出せる3Dプリンター機能はないです。おもちゃの剣を鉄の硬度にあげることは出来るけど剣そのものは作れない。そんな感じです。
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