バトテニネタ(中学生同士による殺し合い)につき注意

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やーぎゅ。いきなり無人島に連れてこられて殺し合いをせえ、て言われたらお前さんどうする?


なんですか、それ。


政府の機関にじゃ、学年丸ごと――テニス部でもええな。そうじゃ、関東強豪校のレギュラーが無人島に連れてこられてな、銃とか刀とか武器を持たされて殺し合いをするよう命令される訳よ。


突然何を言い出すかと思えば!悪趣味ですよ、仁王くん。そんな事を考えるなんて――


まあ、聞くぜよ。それでな、最後の一人になるまでその島から出られないんじゃ。首輪付けられてな、島から脱出しようとしたり政府に逆らったりしたら首輪が爆発して即お陀仏ナリ。生き延びる為には仲間でも兄弟でも恋人でも殺さにゃいけん。そうなったらお前さん、どうする?


……それ、昔映画にまでなったバ.トル・ロワイアルの話ですよね。


そうじゃ。知ってたんか。


確か最初に無人島の廃校に集められて、それから武器を持たされて一人ずつ、時間を空けて教室を出ていくんでしたね。


おん。出発するときは一人じゃ。


でしたら、まず貴方を探します。


殺されるかも知れんぜよ?俺は詐欺師だからのう。信用させておいてブスッと……


だからですよ。貴方は悪名高い詐欺師です。ですから貴方がこの殺し合いに乗っていると思い、恐れ殺そうとする輩がいるかもしれません。貴方はそんな人ではないのに。


……買い被り過ぎぜよ。


ふふ、どうでしょうか。ともあれ私は貴方を探しますよ。紳士の異名を持つ私が隣にいれば、貴方に対する不信感を払拭できるのではないでしょうか。


そうかのう。お前さんも他校には大概評判悪いじゃろ。菊丸にボールぶつけたんは、あれはお前さんじゃなかったか。


あれは……いや、いいです。兎に角私は貴方と合流します。貴方を追い込むような真似はさせません。誰にも。


ほう……


で?貴方はどうするおつもりですか、仁王くん。


俺か?俺は柳生がこの状況下でどう壊れるか興味あるんでな、傍でじっくり観察するぜよ。


まあ、仁王くんたら酷い人。


酷いのは柳生ぜよ。お前の理由は、俺の望む言葉はそれじゃなかろう?


ふふ……










仁王くん、ずっと一緒にいましょうね。

ああ、ずっと一緒じゃ、やーぎゅ。







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