mellow yellow mellow



空っぽの頭で目蓋にうたうの

振り向いて愛して抱き締めてキスして離さないでこのまま、
(ずっとだなんて謂(い)わないから)

ブルースの流れる部屋で

無意識ティアーズ

香水で刷り込むのよ、
(あたしを本能で覚えて頂戴) / (わたしを理性で覚えないで)

始まりゆく日と暮れていく日の狭間で

これが幸福の色ならどうか僕に夢を見せないで

刻んだ光が君の一日を護ってくれますよう

交われない点と線を縛り付けたのは僕なのだから


晴れるかどうかには興味が無くて

やきもちならよかったのに

馬鹿みたいなふりして狙ってたんだ(君を絡めとる日を)

唇から紅色を奪う

どうして時間を共有してこなかったんだろう、
(共に歩いていたなら見える景色もきっと、確かに、違った。)

曖昧な想いを零すくらいなら僕は、

愛してほしいとかじゃない、どうしようもないくらいの切なさを埋めてくれる相手が君なんだ

君色 春色 失恋の苦味とマスタードがびりり、電流

散文をしたためて恋文と呼んだ詩人



エレクトロニカル・ラブシニカル
/ ELECTORONICAL, LOVE = CYNICAL

エレクトロニック・ラブトリップ
/ ELECTRONIC, LOVE TRIP

エレクトロニック・愛ト唇
/ ELECTRONIC, LOVE & LIPS


絶対的な片恋の色は、

あなたはわたしのシンメトリー
(背中合わせで抱き合おう)

無償を捧げるのは生涯きみにだけよ、

目蓋の裏に滲むカナリヤ

冷蔵庫のモーター音など聴こえない
(風の音がやけに強い、けれど焼きつく朝陽は剥がれもせずに)

再生されたままのMP3をそっと止めた君の、その指が僕のくちびるを這うのをただぼんやりと見つめた

まばたきで刻むフィルム
(一秒で消えてしまうのなら、その前に)

泣き腫らした目のままでいい、あのカフェまでヒールを鳴らそう。


僕を染め上げるメロディアスイエロー



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bgm : Yellow / 244 ENDLI-x

原題 : 2012.0218





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