sea side sounds, drown out love words 少し低めの声に脳髄まで、侵食 長い手足で描く夢模様 リゲルを見つけたのはあなたがいたから オリオンの流星に涙は光って、 緑立つ、朝靄を歩けば レディ、染まる準備は出来たかい? まるでわたしが消えてしまうように云うのね 空想世界における真理の追求 空を飛ぶのは自由でしょう? そしてラビットは振り返らなかった 春風と桜に揺られて、 このままどこまでも逃げたくなるね 君の歌声が響いた跡地まで 3年経っても、刻まれたまま (忘れるなんて到底無理よ!) 涙 脆くも、儚く 潮騒に呑まれたプロポーズ 言葉よりもキスよりも、 (ぎゅっと抱いて離さないで) チョコレートと香水の化学式 ブルーのキャンバスに射した虹 列車はあざやかなカーブを描いて 拭えない恋跡と落ちる涙 喩えるならモネの絵画のような、 そして女は水玉の日傘を優雅に閉じた ティーカップの破片が映すのは、 青い小鳥とストローハット 再生の希望を花に託す 咲き誇る香りに射抜かれて ねぇ、花言葉を識ってる? (偶然ならばなんて小粋なプロポーズ!) - - - - - - * sea side sounds, drown out love words … 海辺の音、愛の言葉をかき消す 直訳の「潮騒に呑まれたプロポーズ」では ないんですが、なんとなく雰囲気で。 原題 : 2009.0409 |