Prologue



Prologue


 砂埃が舞う中、半分埋もれるようにして眠っていたキミ。

 移民車両の中から、外を見ていたオレ。

 運転手に止まれって言うのには、かなり勇気がいった。

 でも誓って言える。

 キミと出会ったことは間違いじゃない。

 あれを偶然というなら、その奇跡に感謝しよう。

 あれを必然というなら、仕組んだものに感謝しよう。


 あれを間違いというなら──……一発殴るだけじゃ済まないな?

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