「スペンサー、どこに隠した」

「何をですか隊長?あぁそんなことよりも今日も素敵ですまだしっとりと髪の毛も濡れていらしてはぁはぁ隊長ムラムラしまゲホラッ」

「うっわ変態くさ」



私と隊長の愛の巣に足を踏み入れるビッチ許すまじ
隊長の鋭いエルボーを後頭部に受け隊長の体を包む寝台に倒れ込む私をクソビッチは耳に指を突っ込みながら吐き捨てた
愛の巣に足を踏み入れることさえ許したくないのに!
しかし今回は隊長がどうしても、そう隊長がどうしてもとおっしゃったから!!!
せっかくの隊長に吸われて吐き出された空気に穢れが混じってしまう
あぁ、隊長だけだったらこの部屋の空気ごと瓶に入れて保管しておくのに!
おっと失礼それよりも先に状況の説明をするべきだったね
私は今日山のように積み重なった書類をそれはそれは素晴らしい処理速度ですべて終わらせ
今日も鍛錬に汗を流した隊長は体を清めに行かれたところまではいいかな?
で、隊長からラブコールがかかっていた私は隊長に会いたい一心で仕事を終わらせて会いに行ったのだが
ちょうど湯あみの最中で私の目の前には脱ぎ捨てられたぱんつ
鍵がかかっていただろうって?
そんなもの私と隊長の間には些細な問題であって重要なことではないのだよ!
むしろ存在なんてしていないといっても過言ではない


とにもかくにも、脱ぎ捨てられた隊長のぱんつ
触るとしっとりと濡れていてむわりと鼻を突く隊長の匂い
さほど時間も経っていないであろうそれを丁寧に折り畳み鼻に押し当ててからポケットにしまおうとしたところで
汗を流していただけだった隊長は扉を開け
あられもない姿を私に見せてくれたのだ
隊長は今日も麗しい
水気を含んだ鷲色の髪、傷だらけの顎を伝う水滴
許されるなら私は隊長から立ち込める湯気になりたい



「…」

「…てへ☆」

「スペンサァアアアアアアアア!!!!!」



というわけで隊長のぱんつをポケットに入れ脱兎のごとく駆け出した私
怒号さえも愛せるのはきっと私の名前を呼んでくださっているからだ
愛って素晴らしい!
なのに隊長ってばぱんつを返せと私に言って
嫌だと言えばたまたま通りかかったクソビッチに頼って頭を下げられて…
隊長が、私ではなく、ただの通りすがりの、ビッチに頭を下げ頼った
その事実が私のガラスのハートをひどく傷つけ泣きながら部屋に帰って上掛けにくるまって
昨夜隊長が使っていた枕に顔を埋めて匂いを嗅いでいたところ冒頭に戻るわけだ


私のせいで隊長にクソ親父に頭を下げさせているのだと思うと心苦しいのだが
隊長が親父を頼っている事実には不貞腐れてしまうわけで
子供っぽいって?
相手が隊長なのだから仕方がないだろう!!
私だって!隊長に!頼られたい!!!!
枕と上掛けに絡まるようにもだもだと寝台の上で暴れていると
隊長が私の頭をガッと掴んだ
そ、そそそんなに近いとちゅーがっ…!
なんて思ったのもつかの間、次の瞬間には頭蓋骨が悲鳴を上げるほどの力で潰された



「ひぃいたたたたた!!」

「吐け!」

「嫌ですぅぅ!私だって隊長が呼んで下さったから一生懸命仕事を終わらせたご褒美くらいほしkグギャアアアアア!」

「あー、俺もう帰っていい?」



更に力を強めた隊長に悲鳴しか出てこない
手を離してほしいという意思表示をするために隊長の手の甲をタップして
滑るように手首、下膊、肘、肩へと手を撫でていくと
爪まで立てられた
何故だ!!!
でも私は見逃さなかった
隊長が、手首をつーっと指先でなぞった瞬間にピクリと反応したのを!!!!!
あぁもうちょっと私の手が長ければ隊長の胸を揉めたのに
なんて残念なんだ私!



「言わないなら私は出ていくぞ、スペンサー」

「うえぇえ…くろ、クローゼットの上ですぅ」

「これ?おー、何か濡れてる…」

「ゆ、揺らさないでくださいっ!」



折りたたんでいた隊長のパンツをみょーんと広げて揺らすクソビッチに慌てた隊長が私から離れて奪い返しに行く
照れてる顔の隊長、プライスレス!
それにしても私の頭は変形していないだろうか
少し凹んでしまった気もするのだけれど
出ていくという隊長の言葉にさらにショックを受けた私は
芋虫さながらに上掛けにくるまって隊長の枕をはむはむした
いったい私が何をしたっていうんだ!
ただちょっと隊長のぱんつを愛玩していただけじゃないか!
拗ねている私をクソビッチがつんつんと突いて注意を促す
お前なんかがしたってかけらもときめくものか!!!



「そんなぱんつ好きなら俺のやろうか?」

「はぁ?そもそもそれは隊長のであるからでこそ価値があるのであってクソビッチのものなんt「なーんってな!残念だが俺はノーパンだ」」

「くっそぉおおおおおおお!無駄に!腹が立つ!隊長ぱんつくださいそして私と愛を育みグホアッ!」

「いい加減私の下穿きから離れろ!」


クソビッチの物言いに無駄に腹が立って敗北感を味わった私に隊長は
罰として呼び出した予定をキャンセル
更に私の隊長いっぱいコレクションを処分することを通達したのだった
あまりにも悲しかったので次の日隊長のぱんつを全てふりふりのものに変えておきました、まる



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ぐりさんからぱんつ夫婦の小説を頂いてしまいましたー*´∀`*!
ヘンタイだー!ノーパンだー!通報だー!ていうかこの子クソビッチの意味しらずに使ってる気がー!笑いすぎておなかいたいー!
ぐりさん素敵な小説ありがとうございました(*・∀・*)私も隊長から立ち込める湯気になりたい。


2013.0802