よぉし、今日もいい天気だな

俺は伸びをしてから、今日も空いっぱいに広がる青空を見上げた

グランドラインの天気は不安定らしいから、この青空もいつまで続くか分からない

まぁ、その辺は専門家である航海士に任せておけばいいだろう

俺は「へへ」と子供のような笑顔を浮かべながら、長い鼻の下をこする

長年やっている間に、癖になってしまったようだ

要するに一般の人が言う「自慢気」な時の典型動作

嘘を得意げに話すようになってから、今までずっとやっている

「おぉ? ウソップじゃねぇか 早ぇなぁ」

後ろからまだ眠そうな声がする

おっと、我らが船長のお目覚めかい?

眠気覚ましに、ここら辺で1つ

いつもどおり、得意げに法螺でも吹いてやろうか

そう思い、俺は船長の方に体を向け「おはよう」と得意げに挨拶をした

法螺吹き前の挨拶は常識だ

「遅かったじゃねぇかルフィ あともうちょっと早かったらいいものが見えたのにな〜」

「ん? いいもの? 何だ?食いもんか?」

予想通りに、食いついてきた単純な船長

へへ ここからが俺の本領域だ

長年の癖動作をすると、俺は体を沿って得意げに口を開く

「実はついさっき、それはそれは大きな…」

「おーーーーーい!! お前ら飯だぞーーー!!」

「うおぉほ サンジ!! 飯だ飯――!!!!」

………

まぁ、途中で遮られるのも



いつもどおり

(そして船長に朝飯を横取りされるのも)
(いつもどおり)



* * * * * * * * * *

初ウソップ話
ウソップは安定の不憫ないい人ポジションです(´∀`*)

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -