七夕万華鏡
ライトピンクのきせき
恋はフォルティシモ
いまでもすきだよ、なんて言えたらどんなに楽になれるだろう。
背中の爪痕がうずく夜
親愛なるだいっきらいなかみさまへ
とろけた声にほだされる
かわいいだけの女の子じゃつまらないでしょう?
ふるえるきみにくちづけを
おとなの恋はハイヒールパンプス
夕暮れ色に染まるアンブレラ
レースリボンのカチューシャがとてもよく似合ってる
このままぼくにおちてくれればいいのに
やさしい思い出はなかったことにして
あまいことばはこそばゆい
きらきらゆらゆら遠まわり
きみに届かない声なら枯れ果ててしまえ
極彩色のうそにまみれて
たいくつなつまさき
ぼくの首に手をかける彼女はひどくうつくしかった